マーケティング、万歳!
皆さん、”Kara”ってご存知ですよね。当然ですよね、おじさんの私でさえ知っていますから。なんなら、時節柄”送別会の一発芸”でお見せしましょうか? という位簡単な”ケツダンス”。実はこれは韓国プロモーション集団のマーケティング活動の賜物なんだそうです。
まず音(音楽)、誰でも一度聞けば口ずさめるような単純なメロディーの繰り返し。ダンスもかつての”ピンクレディー”のように一生懸命練習しなくても、”一発芸”でも出来るような単純なもの・・・・これが今の日本のニーズをマーケティング手法によってリサーチした結果なんだそうです。
マーケティングというと、ひとつの学問ではありますが、簡単に言えば”絶対に失敗しないリサーチ=成功のロードマップ”と言えます。
閑話休題
さて、ここからが本題。
本日ある方から”2代目大家さんのマーケティング手法”についてお聞きしました。
その方はまず理念のしっかりした建築家と契約。しかし、その建築家がその物件市場のニーズを把握しているかは別、と判断。
10数名の女性(ターゲット入居者様)を集め、ニーズを確認。ほぼフリートークで自由に発言していただく。
大事なのは次で、このニーズをベースに、”具現化した案”を持って、”2回目の座談会”を開催。1回の座談会では、焦点を絞りきれないので、2回やるのがミソだそうです。
結果、1LDK・家賃11万円で満室に近い、とのことです。
実はこれと似た話を30年前に聞いたことがあります。
荒井由実(松任谷由実)、30年前は女子大生にとっては絶対の存在でした。
その彼女の曲作りとは・・・・女子大生を集め、フリートークさせる。ここで”今時の女子大生の考えていること”を取り込むのだそうです。そして、実際に曲にした段階で、改めて座談会、ここで曲に対する反応を見てからリリースするそうです。
どうです、正に”2代目大家さん”と同じ手法ですね。
マーケティング、一般企業ならば当たり前に実施している手法ですが、大家さんの経営にも十分生かせる手法ですね。
ちなみに、”行動する大家さんの会”も、皆さんのニーズをその時々で確認するため、アンケートを行ないます。これもまた、”マーケティング”の一環です。ぜひとも大家の皆さんも活用してみませんか?