大家の皆さんが自腹を切っている金額 | 行動する大家さんの会スタッフ

大家の皆さんが自腹を切っている金額

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さて、大家さんの話に戻しましょう。


財務省の役人がいうように、非課税というのは本体価格で購入できるわけではなく、本則税率の乗じた価格以下で購入できる制度、ということが確認できました。平成3101日に非課税となった際、政府は“1000人アンケート”を実施し、家賃の動きをウォッチしました。その結果が翌年の’92年物価レポート”に掲載されております。該当箇所のみ原文のまま引用しますと・・・・


7割について消費税分3%が引き下げられています


とあります。つまり何も知らない大家さんは、当時103,000円の家賃(税込み)を100,000円に下げてしまった実態が政府によって確認されていたのです。


今までのように、“大家さんの犠牲=自腹“により、逆進性の解消を期待されても、もう耐えられません。


行動する大家さんの会スタッフ



このブログの原稿を書いているのは311日、確定申告の最終日までもうすぐです。タイミング的にちょうどいいので、大家の皆さん、ご自分の“損益計算書”を出して、以下の計算をしてみてください。


(総必要経費:専従者給与を除く)-(減価償却費+租税公課+損害保険料

+ 借り入れ金利+地代)x 5/105


必要経費から消費税が掛かっていない仕入科目を差し引き、5/105を乗ずるのです。

この金額が皆さんが昨年一年に仕入の際に支払った“自腹分”です。


私の場合、一昨年までの平均金額は、一室あたり1.58万円の自腹でした。昨年はリノベーションを6室実施しましたので、トンでも無い金額の自腹を切っております。もし、税率が10%となれば、負担額は現在の倍となります。


<続く>