3隻目 賃借人居住安定法 | 行動する大家さんの会スタッフ

3隻目 賃借人居住安定法

<“空気について考える”・・・その9/全12回>






そして3隻目、居住安定法”これは、私にしてみれば正に“天下の悪法”といわざるをえません。


“滞納の督促”の部分に限定した意見ではありますが、問題となっている“滞納の実態”を国交省は何一つ把握しておりません。






それどころか、国交省は日本に何人の大家さんがいるかも全く把握しておりません。当然の如く、日本の賃貸住宅市場の市場規模(金額)も。(この辺は、今回資料を作成するに当たり、国交省に改めてTELし、「把握していない」との言質を取っております。)






そんな基礎データもなく、滞納の実態も分らず全ての大家さんを投網に掛け、本来大家業には発生するはずのない“家賃の掛売り“を店子様の立場で推進し、最終的にはそれを”貸し倒れ“にする・・・そんなことを国家レベルでやろうとしているのが、この”滞納家賃督促禁止法“だと思っています。






ちなみに、私は過去4年強の大家業において、2回滞納事案がありました。2回とも運良く全額回収し、その後も店子さんも継続してお住みいただいておりますが、最初の事案の方は“セルシオ”、2回目の方は“ジャガー“に乗っておりました。要は滞納者は”経済的困窮になり家賃が払えない“のではなく、”単に大家に払うカネはない“のです。これは正に同時進行で全国に発生している”給食費未払い“と全く同じ問題だとおもっています。給食費未納問題では、回収に奔走する学校関係者を非難する言動・報道・法律の制定の動きがあるでしょうか






<続く>