蒸気船、たった四はいで、夜も寝られず
<“空気について考える”・・・その6/全12回>
私は今の民間賃貸市場は、幕末の混乱状態と似ていると思っています。
“蒸気船、たった四はいで、夜も寝られず”の狂歌に表された状況です。
すなわち、
1隻目: 敷引き問題
2隻目: 更新料問題
3隻目: 賃借人居住安定法・・・
端的に言えば、滞納家賃督促制限法
4隻目: 民間賃貸における自殺者遺族への
損害賠償請求の禁止法(仮称)
です。3隻目までは勉強熱心な皆さんなら内容は把握されていると思います。でも、4隻目って聞いたことありますか?まぁ、これは“そういう法律を作ろうとしている団体があり、署名を15万人分集める運動”をしている段階ですが・・・
しかし問題は“この団体の行動そのもの”ではありません。“そのような行動=大家を叩いておけ”、という風潮をマスコミがなにも考えずに世間に垂れ流ししている状況こそが本当の問題なのです。この辺の所は、3月26日の勉強会で“新聞記事”をお見せしますよ。
多分、皆さん“震え”が来ますよ・・・・
<続く>