今は”空気”、でも、もうすぐ”水”!!! | 行動する大家さんの会スタッフ

今は”空気”、でも、もうすぐ”水”!!!

いつも“妄想癖”のある、落合です。


先日銀座に行った際、時間があったので“車メーカーのショールーム”を覗いたところ、“EV車”が展示しておりました。


何でも疑問に思う私は早速コンパニオンに質問!


“私は大家ですが、私のお客様がEV車を購入したい、とおっしゃったら、どうすればいいの?”→ “我々メーカーが直接お願いするわけにはいかないのですが、「充電センター」を賃貸物件に設置していただくよう、お客様から大家さんにお願いしていただくことになります。”


“いや、だから私がその「大家」なんですよ。将来的には設置するとして、現時点で幾ら位かかるのですか?また、部屋毎に課金する仕組みとかはあるのですか?” → “・・・・・・・・・・本社に聞きますので・・・・・・本社に聞きましたが・・・・・・”


これ以上コンパニオンに質問しても“いじめ”になってしまうので、止めましたが、車メーカーがそんなことの応えも用意していない???


今のEVは田舎では使えない(航続距離が200Km)ので、インフラ整備も先に整うであろう都市部から普及していくでしょう。そうなると都市部はおのずと集合住宅の割合が多くなるわけで、賃貸に限らず“集合住宅の住人はどうやって充電するの?”って問題がでてきますよね?(ちなみに、戸建:集合住宅=55:45・・・全国平均 都市部では当然逆転するでしょう。)


実はこの質問を私は3年前と、1ヶ月前に私の物件のある電力会社にしたことがあります。その回答は私には不十分と思える内容であって、現実にEVが市販されている今時点でさえ、集合住宅への「充電センター」というインフラ整備が具体的に検討されている形跡はありませんでした。


私が車メーカーの社員なら、

 ターゲットは都市部(効率的なインフラ整備)

 EVはまだ経済的にペイしないから「最新のエコカー」という所有欲に訴える

 所有欲が高いのは“持ち家層”、なかでも “集合住宅の住人”の方が経済的に購入意欲が高い

と踏み、当然集合住宅での充電インフラについても当然検討すると思うのですが・・・・・だって、戸建所有者のみをターゲットにしたら、分母が半分以下になるでしょ!

まぁ、今回は私が“ちゃんと説明出来る人”に当たらなかっただけで、社会インフラの整備として検討されているとは思いますが・・・・・


車の廃車車齢は7.56年なので、今後8年間でEVも買い替えの際の検討対象となり、普及にも拍車がかかるでしょう。その時、賃貸集合住宅にも「充電センター」がないと入居しない、っていうお客様も出てくるのかな?


この問題、今は“空気”だけど、もうすぐ“水”の問題となるかも!!!