ぼくらは、温泉フリークだった。
出かける先は、厳選された健康ランド、スーパー銭湯。
少し遠いんだけど、足利健康ランドは、二人のお気に入りの場所だった。
昭和レトロな感じが、とても良い。
栃木県ナンバーワンのレジャーランドだと勝手に思ってる。
ここの経営者の方は、すごいなと、行く度に思っている。
そこで、まんが本を読んでるとき、「これ、きっと好きだと思うよ」という感じで渡された本。
それが、からかい上手の高木さんだった。
当時、「かぐや様は告らせたい」に夢中だったぼくは、割と冷めた目で、それを手にとった。
夢中になるのは、一つだけ。
いつも、そんな感じだったから。
妻は、ぼくをよく理解していた。
ぼくは、それがとても好きになった。
高木さんが歌っている歌をよく聴いている。
四国が好きなのは、高木さんを知るより、もっと前だったけど、さらに好きになった。
妻とは、こんな青春時代を次はおくりたい。
来世は、ずっと早く知り合って、ずっとずっと一緒にいる。