ここ5日間ほど、急にカオルから連絡がない。
ショートメール
ライン
通話
ぱったりと途絶えた。
別に良い時だったら、それでいい。
友人や恋人に先に連絡をして
そのうえで家族には面倒くさい・・でだったら、別にいい。
元気ですごしているんだったら、ぜんぜんいい。
でもね
ちょっぴりだけ、元気がなく
逼迫した心境のなかで困っているんだとして
余裕なく連絡がないんだったら・・?
そう思っても
僕からは連絡ができるけど
できない。
やったらダメなんだろうと。
やさしい言葉は、里心がつく
独りで乗り越えようとしている彼女に
外の僕は協力ができない
彼女自身で、壁を突破していかないといけないからだ。
連絡してあげたい・・そんな悶々とした日々がつづく。
想いを遠く東の空へとばす
ぼくは、どんな状況でも見守り、受け入れるしかない
がんばってるんだから、がんばらなくていいさ。
愛してるばいカオル
家族にだけは本心をお願いね。
ただただ心配してるだけ。
「高倉 健」著書の
「アフリカの少年」のはなしを、おもいだします。
砂嵐がやって来そうなことを知り
じっとその場で
誰かの助けを期待することなく耐え忍ぶアフリカの少年
そしてそれを見て見ぬふりをする大人たち。
そこに意味を感じ
自分もあえて手を貸さず
心の中で少年を激励する
| 壁 |д・)