ONE LITTLE LIBRARY
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qwalunca cafe

居候いたしました
書籍ラインナップからの
ご紹介です。

その後の七冊目。

はなはねに/小林紀晴
↓↓↓
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ガラスの向こう側で
景色が変わる
瞬間があった。

そこにあったものが
黒と白との煙に変わって消えた。


そのちょっと前に
生まれたものがありました。
渋谷のビルのてっぺんに。


ガラスの向こうで、
消えるものと
生まれるものと。


写真の隙間を言葉が吹き抜けて、
言葉の色彩を写真が彩る。


あれは
浮き世の出来事の様だった。

浮き世のような場所で読む。
だから、
一切は現実を帯びていない。

でも、
生まれた証しは
場所を移しも
ここに
あったのでした。


クワランカさん
来年で
10thAnniversary
おめでとうございます。


ではでは。