　上州武尊（前武尊岳）ＢＣスキー　１９，２，１～３　　　　

　　１月２６・２７日かぐらスキー場で山スキー教室がありこれにＯＢ参加

　した。しかしこれは予報から悪かったがその通りの悪天となり山に入ること

　は出来なかった。

　　それでも１日目はかぐらの第５リフトが動いていて何回か林間を滑ること

　は出来た。生徒さんで深雪の洗礼を受けてかなり苦労した人もいたようだ。

　　２日目はさらに悪天吹雪でゲレンデを滑り回るのも苦労するくらい。とも

　かく足元が良く見えない。それで早めに切り上げ下山した。残念だったが

　ままあることだ。

　　　そんなわけでこの上州武尊ＢＣスキーが実質今シーズン初めてのＢＣス

　キー。ＢＣスキーが人気で今回も１２名と大人数。男３、女９と圧倒的に

　女性優位。

　　しかし初日２日はまた回復傾向と言われていたが結構な悪天。寒くて風も

　あり時折日も射すがガスも出るし雪も混じる。

　　おぐなホタカスキー場の客も土曜日にしては少ない。

　　リフトを４つ乗り継いでトップでシールを装着し歩き始める。展望はない。

　　前武尊への登りはほぼ結構な急斜面の連続。シールでの登りに慣れてない

　人はやはり苦労しているようだ。後からみるとスキー板が雪面にフラットに

　降りてなく少しエッジが掛ってしまっていて滑っているようだ。足の降ろし

　方やクライミングサポートの使い方、ターンのやり方などをレクチャーしな

　がら登る。平地で転んだりすると起き上がるのに大変。

　　登り半ば頃から吹雪状態で寒かった。

　　そのうち遅れる人が出てきた。シールトラブルで滑り登るのが大変だとか。

　皆で待って何とか山頂までは頑張ってもらう。

　　今日の予定は荒砥沢を滑り、反対側の家の串尾根に登り返して武尊牧場

　スキー場（閉鎖）の沢に降る予定だった。何年か前に一度行ったことがある。

　しかし悪天とシールトラブルでは登り返しが難しいようだということなので、

　荒砥沢を降ることに変更した。

　　シールを取り山頂の裏手の樹林帯を抜けて荒砥沢に降る。まだこの頃も

　ガスが深かった。

　　気持ちのいい深雪の斜面を降る。何といってもＢＣスキーの最高の楽しみ。

　　私は皆さんの滑りの写真を撮りながら降る。

　　広い斜面から明瞭な沢地形になる少し手前でリーダーが行き先を検討する。

　この辺りで沢付近から登り返してくるグループが何組かいた。多分山頂に戻

　るのだろう。

　　私たちは登れない人がいるので降るのだが少し先に大きめの滝があるので

　直接沢には入らずリーダーは右岸側の斜面に入りトラバースして行く。

　　かなりトラバースで進んでから沢の中に入る。この辺の地理感覚はリー

　ダーならではのことで後ろはおんぶにだっこだね。

　　私もリーダーと一緒に何回かこの沢を降っている。記憶では今回が一番雪

　が多いようだ。雪が少ないときに降って何回も滝で行き詰り斜面を何度も登

　り返したりして酷く時間が掛かったことなどこの沢降りはあまりいい思い出

　がない。

　　しかし今回は雪がたっぷりで側面からの雪崩がちょっと怖い。リーダーは

　各自間隔を開けて降るように指示を出した。あちこちに吹き溜まりがあり

　その中に突っ込んで抜けるのに苦労している人も多かった。こんな時に上か

　ら雪が落ちてきたら完全に埋まってしまう。雪崩は怖いが滑るのは雪がたっ

　ぷりで障害となる滝も問題なく滑り易かった。

　　まあ皆さん無事に林道の上に出た。ゆっくり休憩。実はこのコースはこれ

　からの林道歩きが長いのであまりお勧めではないのだ。

　　またシールを装着して林道をスキー場まで戻る。この頃には天気も回復し

　てきた。

　　途中気象観測装置か何かのところで少し休憩し、目印の橋を渡り、スキー

　場に戻った時で１４時前。およそ１時間半ほど歩いた。

　　シールを取りスキー場で各自の滑りをビデオに撮るなどしながら下山した。

　　宿では賑やかな宴会が始まる。元気のいい女性陣は少々賑やかすぎる。

　　いつもながら宿の豪華でおいしい食事は食べきれないくらいだった。

　　ここは源泉かけ流しでお風呂もいい。

　　天気も回復してきたので明日が楽しみだ。