　　八方尾根、五竜・４７スキー　１２，２，１３～１６

　　恒例の白馬スキー、昨年は大震災で行けなくなったし
　一昨年は２月に行ったにもかかわらず、雨にたたられて
　ほとんど滑れなかった。今年こそはと出かけたが、またまた
　天気が悪かった。どうも白馬にはついてない。
　２月の最盛期に、この辺で雨というのはやはりおかしい。

　　しかし白馬には私たちの仲間が住み着いていて、毎年
　一度は出かけて旧交を温めるのを楽しみにしているので、
　白馬スキーは欠かせない行事である。今年もお互い変わ
　らず元気に会えて、一緒にスキーが出来た。

　　１４日朝遅れてゴンドラアダムに着いた。天気は悪い。
　上のほうはガスっているようだ。

　　ゴンドラの終点兎平で白馬の住人が待っていた。

　　兎平はガスの中、足元さえ見えないくらいの濃いガスで、
　リーゼンスラロームをとにかくゆっくり降って行く。途中今は
　閉鎖されたレストラン付近に来ると、ようやくまともに滑れる。
　このレストランも大分前に閉鎖。いい休憩場所だったが。
　この辺りから名木山ゲレンデ付近を滑る。

　　昼食後のゴンドラ。相変わらず上はガスのよう。

　　兎平からオリンピックコースもまるで見えない。その下の
　国際ゲレンデの方に降ってみる。ここは最後にオフピステの
　急斜面の壁がある。ガスもここまで来れば大丈夫。
　しかしオフピステのコブに慣れない人は、相当苦労していた。

　　この後オリンピックコースⅡの方から降りてみたり、
　私一人兎平の上リーゼングラートのコブ斜面を滑ったりした。
　とうとう今日一日ガスと雪の中だった。まあそれでも２年ぶりに
　白馬在住の仲間と一緒に滑れ、楽しめた。

　　スキーを切り上げ宿に向かう頃は下はミゾレとなっていた。
　宿に着き白馬の住人からの大量の差し入れを受け取り
　早速宴会。ほとんど手作りの料理と地元の白馬錦や、家で
　熟成した焼酎など至れり尽くせりで、これは酔っ払う。
　また夜には白馬の住人に代わりもう一人の仲間が参加。

　　１５日はまた八方尾根であるが、今日も天気が悪い。
　ゴンドラで上がっても深いガスの中。またまた何も見えない
　ガスの中をゆっくりと滑る。下に行けば滑れるが。
　こんな状態で、兎平のレストランで頻繁に休憩する。

　　今日も１日ガスが深く、八方尾根のリフト山頂、八方池山荘
　には行かなかった。残念である。しかしこれまで行かなかった
　咲花ゲレンデの北尾根コースにも行って見た。黒菱ゲレンデの
　下になるが、ここまで黒菱から降りたことはなかった。

　　私ともう一人の仲間もヘルメットを着用。スキー中は思いがけ
　ない衝突や転倒で頭を打つ恐れはかなり高いし、年を取り体の
　柔軟性がなくなってくるわけで、ヘルの着用は必要だと思う。

　　宿に帰り部屋でまたまた宴会。お酒おつまみはたっぷり。
　そんなわけでスキーはそれなりに運動はするけれども、
　山と違い快適な場所でお酒を飲むので、体重が増えはしても
　減る事はない。

　　１６日、今日は少しは天気が良さそうで今度こそ八方に
　行けば良かったのだが、朝方まだすっきり回復せず悪く
　予定通りの五竜・４７スキー場に行くことにした。
　

　　ゴンドラ山頂に上がると、五竜岳の武田菱が見えた。
　八方方面はまだガスに覆われている。

　　戸隠、妙高、火打、雨飾方面。

　　リフト山頂。五竜武田菱をバックに。

　　八方尾根のガスが取れた。やはり八方で滑りたかった。

　　ダケカンバの霧氷が素晴らしい。

　　山頂からのグランプリコース。ここはある程度傾斜もあり
　いい斜面です。ここを何本か滑る。
　この下ダイナミックコースは結構な斜度。昔はとんでもない
　壁のように思えたところ。今でもなかなか骨である。
　ただ降るだけならなんともないが、暴走せずきちんとフォール
　ラインに身体を向けて、きれいに滑るのは相当難しい。雪面
　がアイスバーン気味だと大変。
　初級の仲間も頑張って転ばずに降ったようだ。　

　　霧氷を見ながら、４７スキー場へ行く。４７は北向きの斜面に
　なるので、いつもアイスバーンになっているところが多い。

　　すっかりいい天気になった。４７スキー場入り口に降る。
　ここから短いゴンドラがあり、リフトを乗り継いで、五竜に
　戻ることが出来る。
　４７スキー場入り口付近のレストランで昼飯。

　　八方池山荘までよく見える。滑りたかった。

　　五竜に戻り、ここで一番高いリフト終点。

　　この下右手がオフピステで滑れた。結構な深雪で
　ここは楽しく、何本か滑った。

　　この後降りで私は五竜名物のエキスパートコース、上級の
　不整地斜面に挑戦。五竜にきたら一度はここを滑らないと。
　今回は半分はコブ、半分はつるつるの急斜面になっていた。
　硬い全面大コブになっている場合が一番骨だが。
　つるつる面を滑っていたボーダーが転び、止らず「ヤベ、ヤベ」
　といいながら滑り落ちていった。まあ大分下で止ったが。
　私はビビリながら雪が積もっているコブ状斜面を滑った。
　急なので難しいが、ゆっくり降りる分には問題ない。上手い
　人はきちんと下を向いて降りていく。
　松の左手に見える斜面。

　　休憩後、最後にいいもりゲレンデのストレートウィスキー
　に挑戦。こちらも結構なカリカリ、つるつるの急斜面。
　名前に酔ったか、仲間もこけて２～３０ｍ滑り落ちた。
　急斜面で転んだら、とにかく足を下にもって行き、板の
　エッジで止める事を意識した方がいい。
　ゲレンデだから、ぶつかるものはないがスピードが出ると
　怖いから。山スキーではこれは絶対訓練しておかなくては
　ならない。その点よく転ぶ私は上手いものだ。
　板の長さがあるから一旦は両脚を上に跳ね上げ揃えて
　回転してこれを下にするのである。
　慣れてくると足を下にした瞬間に立てる。
　ぜひやってみて欲しい。なんて。転ばないのが先ですが。
　

　　３日間滑って、最後にいい天気になり、良く見える斜面で
　やっとまともに滑ることができた。しかしもう今日は帰ら
　なければならないので、早めに切り上げた。
　平日の高速道は混雑もなかった。しかしやはり白馬から
　帰ると結構な時間が掛かる。

　　　（仲間の写真を大分お借りしました。）

白馬八方尾根、五竜スキー

　白馬八方尾根、五竜スキー