40代からは、“迷いながらの肯定”でいい | 日曜日のキジバト

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若い頃は、迷うことが「未熟さ」のように思えた。
自信を持って即決できる人こそ、正しくて、強い。
そんな思い込みに、どこかで縛られていた気がする。

 

でも、40代を迎える頃になると、
「これが正解だ」と言い切れる場面はむしろ減っていく。
知識や経験が増えたぶん、見える景色が広がり、
「どれも一理ある」状態に立たされる。

 

だから迷う。
けれどその迷いは、かつての混乱とは違う。
不安定な中にも、慎重さや配慮、他者への敬意がある。
そして、自分なりに「これで行こう」と選び取る強さもある。

 

40代からは、「迷いながらの肯定」でいい。
迷ってもいい。揺らいでもいい。
それでもなお、「今の自分が出した答え」を一度は受け止めてみる。

 

誰かに見せるためじゃない、
自分のための小さな肯定。
そこに、年齢を重ねたからこそ出せる深さがある。

 

正しさよりも、納得感。
早さよりも、確かさ。
そんなふうに、自分の歩き方を整えていける年代だと思う。