ニュースになりましたが、
同時代に生きた「チェ・ゲバラ」の晩年の日記を読みました。
「チェ・ゲバラ」と聞くと何か英雄的な存在ですが、
日記の内容は、そういった輝かしい話とは無縁の
日々の出来事が淡々とつづられています。
メンバー同士のいざこざ、自身を苦しめる体調不良、
使えないメンバーへの悪口、
ラジオニュースで情勢を把握するなどが書かれています。
一緒に移動している家畜を殺して時々肉を食べたようですが、
そのときは食べ過ぎて腹を壊すというのが一つのパターンだったようです。
このときゲバラは39歳~40歳で、日記にはそろそろ今後を考えなければ
みたいなことを書いていますが、この日記の最後の記事から間もなく、
政府軍にとらえられ、殺害されます。
以前、川喜田 二郎氏の「鳥葬の国」という本を取り上げましたが、
それと同じく、執筆されたときの著者の年齢が私の年齢と近いので
妙にリアリティがありました。
(情報源)
ゲバラ日記 (角川文庫)/角川書店

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