敵をつくらない | 日曜日のキジバト

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1950~70年代の中国は、今よりもはるかに
周辺諸国との関係が上手く行っていなかったそうです。

「自分達が真の共産主義だ!!」として、ソ連や東欧諸国を批判していたそうです。
また、朝鮮戦争をめぐりアメリカとも敵対し
インドとは国境紛争を起こし、ベトナムとも戦ったそうです。
(国内的には文化大革命という大混乱がありました)

そんな中で1978に鄧小平が党の実権を握った後は、
経済発展のために「敵をつくらない」ことを重視し、
次々と関係改善を図っていったそうです。

その後発展は周知のとおりです。


日本に住んでいると、とても
そんな平和的な国という印象はありませんが、
それにしても「敵をつくらない」ということは
結構大事なことなんですね。

(by 「今の中国」がわかる本 沈才彬 三笠書房)