今まで１０年以上、外仕事をやりながら季節関係なく365日、外で働いてきた。
雪国なので冬は雪が降り積もる。
よく、雪が積もっても外で仕事するの？って聞かれることがあるけど関係なくやります。笑
でも、夏と冬はやっぱりキツい。
自然が現す暑さと寒さとの闘いにもなる。
大げさかもしれないけど、命懸けみたいな時もある。笑
でもそんな環境の中で仕事をしながら生きてこれたのは自分にとっていい経験だと思えている。
なぜかっていうと、ひとつは自然のそのままの姿をいつも感じられること。
春夏秋冬、自然は色んな表現を見せてくれる。地球という環境に住む生物として自然が持つエネルギーを直接肌で感じながら過ごせる時間が多いことはとても喜ばしいことだと思っている。
そのおかげなのかどうかわからないけど、風邪をひいたりすることは今までほとんどなかった。
気持ちの持ちようかもしれないけど、自然を感じながら過ごすと自分がいつもクリアな状態になれる気がしている。
朝から風邪の症状があってダルい時も外(自然の中)で仕事をしていると途中でいつの間にか治っていたりすることはよくある。(不思議だけど本当に。笑)
それと、夏は暑すぎて熱射病になりそうになったり(実際になったことあります。笑)、
冬は寒くて身体が凍えて辛い状態になることは当たり前にある。
精神的にも肉体的にもキツくなるのは当たり前でそれも覚悟の上でのことなんだけど、この辛いと思える状況を経験できることも自分にとっていいことなんだと思えています。
なぜかって考えると、過酷と思える時ほど生きている実感を味わうことができるから。
肉体的にも精神的にもツラいと感じている今この瞬間、“生きているんだな～”って生で体感できることが変な話だけど、なぜか喜ばしく思えたりしてくる。笑
辛い状態を経験すると、死についても自然と意識できるようになると思う。
死を意識することは決してマイナスなことではないと思っている。
死は必ず訪れる。その死について感じ考えることは、生きることについて感じ考えることと繋がると思うから。
人は感じる力をもっている。
その体感が生きる上でとても大事なんだと思う。
最初に感じることで考えられるようになる。
感じることで本能が目覚める。
そして、体感できるのは今この瞬間だけ。
今を感じるとは、今を生きるということ。今に正直になって今を精一杯生きるということ。
現代では安全な場所で安定を求めた生き方が当たり前のようになっている。
そんな環境が人間の感じる力を鈍らせ失わせているとも言われている。
不感症から思考停止という最悪な状態を避けるためにも、敢えて安全・安定ではない環境へいつも身を置くことを心掛けたり、自分を知るために自分の本音といつも向き合うことをしていこうと思う。
そこには感じられるものが必ずあり、その感じたものを大切にしながら生きていこうと思う。
