入院経過⑤ | 舌癌になったのでいろいろ書いていく

舌癌になったのでいろいろ書いていく

恥ずかしながらひとさまの健康にご奉仕する鍼灸師の僕ですが、舌癌になってしまった。--stageⅡ/内向型/yk-4c/grade2--
癌患者として、いち鍼灸師として東洋医学を自己臨床しつつ経過を報告。心境も綴っていく。

8/2 術後7日目 退院前日
3:00疼痛のため覚醒。鎮痛剤頓服。

9:00回診
いつもと違う先生が担当のようだ。
初めて会う女性のDrだったのだが、ここで少しトラブルになる。

まず、傷口を確認。
保護シートが剥がれてきて痛い事を伝えるが
「問題ないです。」とだけ返答。

早朝の痛みを相談すると
「今のような2回/日プラス頓服か持続時間の短い鎮痛剤に変えて3回/日とどちらがいいですか?」と聞かれる。
この時点で「なんか、噛み合わないなぁ、この先生・・。」と思いつつも「先生のご判断にお任せします。」と伝える。
結局、今までと同じ処方となった。

そして、

Dr「順調なので明日退院です。」

私「術前の説明で聞いていた、切り取った組織の生検の結果はどうなったんでしょうか?
1週間か、遅くても10日後には結果が出るとの説明だったんですが?」

 (生検の結果によって癌の取り残しの有無、抗がん剤治療が必要か、追加の舌切除、頸部リンパ除去必要かどうかが判断される。
 追加治療が必要となると、今の治療院を畳まなくてはならないだろう。生検の結果は仕事の上でも重要だ。)


Dr「まだ結果でてないんで、14日に外来予約入れておきますから、結果はその時です。はい、いいですよ。」

私「・・・。」
あまりの無責任な物言いに呆れてしまい、抗議する気も起きなかった。


病室に戻り気分を落ち着かせようとするがやはり、納得できない。

廊下にて先ほどの女性Drをつかまえる。
「どうして事前の説明より2週間も遅れるんですか?」と聞くと
「説明するので病室で待っていて下さい。」との返答。

言われたとおり病室で待つこと15分、女性Drがやってきた。

Dr「検査室に急ぐように問い合わせたんですが、やっぱり時間がかかるそうです。」

「あ~、やっぱり噛みあわないなぁ。」となんだか逆に冷静になった。

私「『検査結果は1週間後って言ってたけど、やっぱり3週間後ね。』と言われるのはストレスです。どうして遅れているんですか?」

Dr「理由ですか?」

私「悪性度が高かったりすると染めるのに時間を掛ける場合があったりとか、その辺も心配ですし。」

Dr「そういった理由ではなく、検査が混んでいてまだ一段階目も終わっていない状態です。」

私「結果が出次第、知りたいんですが。」

Dr「検査結果の電話連絡はできないので。」

私「では結果が出次第、僕が知り得る方法を教えてください。」

Dr「・・・7日に結果が出ているかどうかわかりませんが1週早めに予約を入れておきます。」

私「ではそのようにお願いします。それから退院後、保護シートが剥がれてきたらどうすればいいんでしょうか?今も中途半端に剥がれたままですし。」

Dr「保護シートは基本的に48時間経てば剥がれてもかまわない物です。
今、剥がれた部分を残してあるのは、それを取ってしまうと傷口が露出して痛みが強くなり易いのでわざと残してあるんです。
剥がれているのはさっきの回診時で分かっていました。」

私「では、例えば食事中にシートを噛んでしまって全部ベリッと剥がれても問題はないんですね。」

Dr「基本的には問題ないです。」

私「どんな状況になると問題なんですか?」

Dr「傷口から膿が出たり、鎮痛剤を飲んでも痛む場合です。
ただ、そういった場合でも、もう一度保護シートを張るとか入院期間を延長するとかはできません。」

と少し口論気味となったが、
結果的には、知りたいことには全て答えてもらった。

最初から、先回りしつつ説明してくれればいいのに・・・。
疲れた。

結局「予定がずれてすみません。」の一言を聞く事はなかったな。