愛知県江南市の税理士・大塚高史です。 -2ページ目

愛知県江南市の税理士・大塚高史です。

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こんにちは

今回は私の身の回りでのできごとを報告します。



私には水戸に嫁いだ叔母が居りましたが、H24年3月に亡くなりました。

叔母の夫は存命ですが、子供が居ないので、

叔母(末娘でした)の法定相続人は私の母など、叔母の兄・姉たち(計10人ほど)になります。

叔母の遺産は相続税の基礎控除(5千万+1千万×法定相続人数)には及びません。



H26年6月に、叔母の遺産分割協議書が郵送で届きました。

書式は母と叔母の夫の2名のみとなっています。



本当なら全部の相続人の連記、という書式をイメージする方も多いと思いますが、

「全相続人連記」ですと、「1人の人のところに全員が実印と印鑑証明を持って集まって署名捺印」

となるので、日時を合わせるのは極めて困難かつ繁雑ですので、

「2名のみ」という書式を相続人それぞれで用意して(計10種類)郵送するのが合理的です。



内容については叔母の夫が全部相続する、というものであり、

叔母の遺産が欲しいわけではない母は承知しておりますが、

ちょっと配慮を欠く感じだったので、ここに記録として報告します。



なぜ、2年3か月も経ってから遺産分割協議書が届いたのか?

(相続税はかからない、とはいえ、やることが遅い)



ちなみに、相続税の申告期限は死亡から10か月以内です。



返信用封筒に「簡易書留で送る」よう、添え書きが有ったが、切手が同封されていなかった。

(なぜ、母が郵送料を負担するのか?叔母の夫(全財産をもらうことになる)が負担すべき)



なんだか配慮を欠く手続きで、不快感を感じました。

私自身が他の人に何かお願いするときに

「やってはいけないこと」として覚えておくこととします。



ここまでは昨年お伝えした内容なんですが、

あれから1年以上経っても、未だ遺産分割協議は完了していません。

理由は、私の母の甥の一人が、署名捺印を拒否してるのです。

署名捺印を拒否する理由は、上記のような「上から目線の指示」に

反感を覚えたから、に違いありません。


くれぐれも、注意したいものです。

ここまでは、以前書いた内容ですが、このあと、母の甥たちには、金銭を払って何とか片付き、
叔母の遺産は全て叔母の夫のものになりました。
その後、その遺産の一部である愛知県一宮市の土地が建て売り住宅の用地として売れ、協力費用として叔母の夫から母や叔父(母の実家の当主)に金銭が払われることとなりました。

叔母は平成24年3月に亡くなったので、それから足かけ4年8か月。長かったですが、ようやく片付きました。

(あまりに処理が長引くと、亡くなった叔母の夫がもし亡くなったら、叔母の夫の甥姪など、私の母とは全く関係ない人々が絡んでくる、理解不能な相続処理になる危険があったのです。)

このように、相続手続きが長引くと訳のわからんことになる危険がありますので、くれぐれも注意するべきです。