ソーラー発電について、前回は工事期間と工事費用の一部をご報告しました。
(前回分)http://ameblo.jp/o2ca3241/entry-11850277952.html
(1) 現地の事前調査など:税務署への交通費ぐらい?
(2)農地手続費用 (生産緑地解除・農地転用許可:土地の状態により変動します)
約20万円~50万円、手続きに2か月~7か月かかる見込み
(3)測量費用: 約45万円
(4)整地費用: 約320万円
今回は設備費用、そして費用総額についてご報告します。
(5)設備費用
(1)~(4)の事前準備が終了後、着工します。
事業規模の要件には最大50Kw/時程度の出力となり、
800㎡の土地だと最大出力50Kw/時以上のものは設置可能ですが、
50kw/時以上だと特別な設備が必要になり、電気の資格を持った人が必要にもなりますので、
私の関わった方でも49.5Kw/時としました。
最大出力49.5Kw/時となるソーラーパネルの工事費は、
国産だと15年間の損壊保障付きで約2,000万円です。
海外メーカーのものですと約1,500万円のようですが、
事後のメンテナンスとか不安な点もあります。
発電効率も国産の方が優れているようです。
但し、設置費用は場所の状態にもよるので、一概には言えないようです。
※田んぼは水を貯めていたので、畑などよりも地盤が軟弱なので基礎工事費が高くなるのと、
ソーラーパネルの架台(支柱)の高さが(水没しないように)畑などよりも高くなるので、
設備費用も高くなりますが、
ケース・バイ・ケースの要素が多いので、ここでは説明は省かせて頂きます。
ちなみに設置費用については見積もりを取ることもできます。
(グーグルやヤフーなどで「ソーラー見積もり」で検索すると出てきます)
工事はおよそ1か月あればできるようです。
なお、手持ち資金が無い場合は借入手続き(抵当権設定など)を
司法書士さんに依頼するので、
土地の抵当権設定費用(融資手数料)として
借入金額×0.4%(登録免許税:法務局で手続きするための手数料)
+約5万(司法書士の手数料)がかかります。
(6)費用のまとめ(前提)
以上をまとめると、費用は次のように想定されます。
(1)~(5)のほかにも、下記の費用が掛かるかもしれませんが、
ケース・バイ・ケースの要素が多く、その分は含めない最小限の計算としました。
※1古家敷地、山林、雑木林、竹林については、取り壊し費用、伐採費用などがかかります。
畑の木などの撤去費用や、空き地の草刈り費用などもかかります。
ガレキや木、竹、草などの運搬・処分費用も当然かかってきます。
※2生産緑地、農業振興地域などで、
相続税の減免(タダ、あるいは極めて低額で済ませること)を受けていた場合には、
相続税の追加納付となります。
利子税(延滞金)もあとから追徴となります。
※3発電した電気は電力会社の電線に送電するのですが、
ソーラー設備への電線の引込は、電柱からおよそ30m以内となっているようです。
(電柱の間隔が開きすぎると電線が切れやすくなる)
最寄りの電柱からソーラー設備までの距離が30m以上となる場合には、
電柱を立てる必要があり、30m離れているとすると電柱1本約12万円、
電線1mあたり約3,800円×30m=約114,000円の計約23万円ほどの
電線敷設料を電力会社に払うことになります。
(費用総額)
①農地ではない土地
期間:約2か月、総費用(日本製)約2,374万円(外国製)約1,872万円
②生産緑地以外の市街化区域の農地、農業振興地域以外の調整区域の農地
期間:約3か月、総費用(日本製)約2,399万円(外国製)約1,897万円
③生産緑地
期間:約8か月、総費用(日本製)約2,404万円(外国製)約1,902万円
④農業振興地域(農振、青地)
期間:最短で約8か月、総費用(日本製)約2,429万円(外国製)約1,927万円
次回までに計算内容を一覧にした表をエクセル(2010)で用意しておきますので、
御希望の方は下記のメールアドレスまでご連絡ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
次回は収支見込につき報告します。
※お問い合わせにつきましては電話またはメールにて承っております。
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