「ピンポーン」
インターフォンが鳴り
「佐川急便です、家具のお届けで~す」
おお~
注文していたテーブルが到着しました
数年前から
わたしと夫は
「リビングの窓辺にカフェテーブルがほしいね~」
と、話していました。
バルコニーガーデンの植物を眺めながら
お茶を飲んだり、
たまには朝食を食べたりできるような
こじんまりしたテーブル。。。
今までも
窓辺にサイドテーブルは置いていましたが
小さくて(直径50㎝)
2人で朝食を食べるには
ちょっと厳しかった
いろいろなインテリアショップや
ショールーム、大型家具店なども見て回りましたが
リビングの窓辺に
ちょうどよい大きさで、ピンとくるデザインのものが
なかなか見つからず・・・
あ~ぁ、このまま言ってるだけで終わるのかなぁ
な~んて思ったこともありましたが
このたび
やっと見つけました
アアルトテーブル。
円形のものです(長方形もあり)。
フィンランドを代表する建築家でデザイナー、
アルヴァ・アアルトによって1933年(頃?)にデザインされ
ずっとロングセラーを続けている
アアルトテーブル。
我が家が購入したのは
天板サイズが直径75㎝のもの。
この円形テーブルは
直径が125㎝、100㎝、75㎝、60㎝、
と、4種類あるのですが
我が家のリビングの窓辺には
75㎝がちょうどよい感じ。
テーブルの天板と脚を組み立てる作業をやりながら
「むむむ、この脚の曲線の作り方がすごい」
と夫が感心するように
このL字型の脚は
フィンランド産の無垢バーチ材(白樺)を
特許取得の技術で曲げてあります。
フィンランドという国は貧しく
資源といえば白樺くらいしかなかった。
その白樺で薄い無垢材を作り
それを重ねて曲木にする。
その曲木で作られたテーブルの脚・・・
この部分を見るだけで
何故だかグッとくる。。。
そして、
このテーブルの脚は3本なのです。
テーブルの外側に少し出た
4本ではなく3本の脚が
座ったとき、足元に大きな解放感を生み出します。
シンプルで安定感のある
普遍的なデザイン・・・
↑この映画のチラシは、
テーブルを注文したインテリアショップに
さりげなく置いてありました。
注文したテーブルが届くのを待っている期間、
ちょうどそのタイミングで
やっぱりこの映画は観ておかなくちゃ
と思ったワタシ。
「ええーーホントに観に行くの」
と、しぶる夫を連れ出し、
有楽町ヒューマントラストシネマで
観て来ました。
観終わると開口一番
夫の言ったセリフ。
「うん、アアルトの作品はどれも素晴らしかった~」
「音楽が心地よくて・・・
ワタシちょっとウトウトしちゃった~あはは~」
「やっぱり・・なんか寝てんじゃないの⁇と思ったよ」
えへへへ~
そんな会話もありましたが
アアルトのデザイン哲学に
大きく共感した私たちだったのです。
「庭も家のデザインの一部」
「自然と調和するつつましい暮らし」
華美ではない居心地の良さを追求した
アルヴァ・アアルトのデザイン哲学だけでなく
アアルトの人生や暮らしぶりにも
深く納得できる
とても良い映画でした。
窓辺に置いたアアルトテーブルは
もうすっかり空間に馴染んでいます。
バルコニーガーデンでは
ミューレンベルギアが風に吹かれて
キンモクセイと戯れています。
さてさて、
そろそろビオラやビオレッタが楽しみな季節。
新しいテーブルに
ビオレッタ ミニチュアビンテージの鉢を
置いてみました。
アアルトテーブルは
今まで窓辺に置いていたサイドテーブルより
ひと周り大きいから
レフ版効果が高いのか⁇
窓辺が明るくなって
朝の光がまぶしいです