今回は工場とは違う話ですが、

タバコについて

お話したいと思います。

 

お付き合い頂けたら嬉しいです。

 

色々と文字通り煙たがられる

タバコ(煙草)ですが、まずは歴史から

紹介したいと思います。

 

タバコの起源は北米の先住民と言われ、

アメリカ大陸原産のナス科の植物です。

約8000年前からタバコは存在するそうです。

(諸説あります)

タバコの起源は北米の先住民と言われ、

は当時は嗜好品というより、

儀式や治療に使用されていたと推測されています。

 

クリストファー・コロンブスが1492年

バハマ諸島にてタバコを

贈り物として受け取りました。

コロンブスがタバコを

スペインへ持ち帰ったことにより、

タバコはヨーロッパ各地の

貴族の間に広まっていきました。

 

日本にタバコが伝わったのは

コロンブスの発見から50年後の1543年、

種子島に鉄砲とともに伝えられたと

言われています。

1601年にキリスト教伝道師が、

徳川家康にタバコの種子を送ったことから、

タバコを医薬品と聞きつけた家康が、

タバコ栽培を奨励したために広まったと

いわれています。

 

人間には嗜好品に対する強い欲求があります。

酒、タバコ、お茶、コーヒー、甘味・・・

 

いずれもかつては貴族の嗜好品として扱われ、

それらを巡って奴隷を使ったり、

戦争が起きたりと、

必ずも人を幸せにしてきたものではありません。

 

嗜好品とは一体何なのでしょうか?

調べてみますと・・・

 

・普通の飲食物ではなく、

 生命維持をする栄養源ではない。

・病気を治したり、

 健康を促進する効果はない。

・習慣的になり、依存性がある。

・リラックス効果がある。

・人間関係を円滑にする場合もある。

・植物素材が多い。

 

とあります。

 

この定義を鑑みれば嗜好品とは

人間にとって必ずも必要なものではなく、

無くても生命の危機に陥るものではありません。

嗜好品の一番の特徴は

「習慣性」、「依存性」ではないかと思います。

 

筆者も若い頃は喫煙者でした。

大半の若者がそうだったように

見た目から入り、辞められなくなったくちです。

これが「依存性」の怖いところです。

 

イライラした時、

考え事をしている時、

休憩したい時や食後など、

すう、と吸って、

ふう、と煙を吐き出すと、

どこかスッキリするというか、

美味いというか、

なんとも言えないものがあります。

 

当時日本製の煙草も良く吸いましたが、

外国製の煙草も良く吸いました。

 

Philip Morris(フィリップモリス)、

Marlboro(マールボロ)、

LARK(ラーク)

(いずれも(米)Philip Morris社のタバコ)

LUCKY STRIKE(ラッキーストライク)(米)

(※ラッキーストライクは両切りも吸いました)

といった有名どころから、

CAMEL(キャメル)(米、現在はJTより販売)、

John Player Special

(ジョン・プレイヤー・スペシャル)

(英)「通称JPS」、

Gitanes(ジタン・仏)、

Gauloises(ゴロワーズ・仏)、

Rothmans(ロスマンズ・英)

といったあまり周りに吸っている人が

いない煙草まで吸いました。

 

ジタンはF-1のスポンサーにも

なったり、

T.REXマーク・ボラン

ジョン・レノンジャン・レノ

宮崎駿監督作品「紅の豚」の

ポルコロッソが吸ってました。

 

ジタンのパッケージ(昔のです)

 

 

「紅の豚」1992年 STUDIO GHIBLI INC.

 

 

ゴロワーズは

パブロ・ピカソ

ジャン=ポール・サルトル

アルベール・カミュ

といった文化人、著名人からも

愛されたタバコです。

また、ルパン三世がゴロワーズを

吸ってる描写があるようです。

 

ゴロワーズのパッケージ(昔のです)

 

 

 

「ルパン三世 カリオストロの城」

モンキー・パンチ/東京ムービー新社

 

 

ロスマンズは

日本で「音速の貴公子」と呼ばれ、

1994年のサンマリノGPで事故死した

伝説のF-1ドライバー、

アイルトン・セナが最後に

乗ったウイリアムズ・FW16

ロスマンズカラーだったのが印象的で、

このパッケージを見るとセナを思い出します。

 

ロスマンズのパッケージ(昔のです)

 

 

 

Williams Renault FW16/FIA

 

 

 

 

 

これらの外国煙草は

正直、あまり美味しいとは思いませんでしたが、

あまり人が吸っていない煙草を吸っている自分に

酔っていました(若気の至りですね💦)

 

昔のタバコのパッケージは

格好良いものが多かったと思います。

 

しかし、いつの頃からか健康被害の影響で

タバコの販売促進を規制する動きが活発になり、

各タバコメーカーはモータースポーツから

姿を消しました。

マシンデザインもどこか華が無くなり、

タバコの自体のパッケージにも

大きく健康被害を訴える文言が

入ることでデザインが変ってしまったのは、

当時を知る者としては寂しさを感じたのを

覚えています。

 

こんなタバコひとつに

憧れ、ロマン、ダンディズムを

感じた時代があったことは

若い方には理解できないかもしれませんね。

 

しかしそんな古き良き時代の

あったタバコも

現在では喫煙者には肩身の狭い

時代となっています。

 

何でもハラスメントの時代、

タバコの匂いもスモークハラスメント

となりますのでご注意を!

 

特に女性で「タバコの匂いが好き」

という方は、まずいませんので、

男性の方は気をつけて下さいね。

 

正直今のご時世、

タバコ吸うメリットよりも

デメリットのほうが多いと思います。

昔のようにタバコに寛容な時代ではありません。

 

電子タバコなら良いだろ?

という声もあるようですが、

非喫煙者にとって臭いがある以上

タバコと何ら変わりありません。

 

かつて喫煙者だった者から言わせてもらえば、

タバコを辞めたことでのメリットはあっても、

デメリットは何もありません。

辞めなきゃ良かったと思うことは

全くありません。

 

やめるのに早い、遅いはありません。

もし、辞めたいという意思があるのならば、

(恐らく喫煙者の誰しもが持っている本音

かもしれません。筆者もそうでした)

一念発起して禁煙してみては

いかがでしょうか?

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます!

 

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