少年という生き物は、外部的環境に非常に影響されやすく、他方で、同じくらい変容を期待できるから可塑性に富むだの言われる。
その少年のために用意された刑事手続は、成年のそれよりも、少年の上記特質を考慮して規定されているものもある。
しかし、他方で、少年の更生のために成年の刑事手続よりも一般的に重い評価がなされているという現状がある。
そして、成年の刑事施設と同じく、少年の施設にも次の犯罪に踏み込んでしまうおそれのある罠が潜んでいる。
それでは、社会内処遇で対処できるか?
犯罪傾向の進んだ少年を社会一般で生活させて何か改善を期待できるという声の方が少ないはずである。
しかも、加害者が少年とはいえ、まぎれもなく被害者がいる。
被害者のことを思えば、加害者が少年だから…なんていう言い訳や理屈が通るような世界はないと思う。
少年のことを考えるが故に、柔軟だが、一方で、過剰。
そして、被害者のため。
少年事件で、三方良しなんてことが実現しえるのかなぁ。