強い南風には、自分の思い出を閉じ込めてきたから、どうにも

いつまででも吹かれていたくなる。

僕は、ものだけではなくて、自然にも自分の一部を置いてきた。

 

そして、いつも同じ温度なのに、外気温によって、温冷の違いをきちんと感じ取れる自分が好きだ。

今日は熱いとか、今日はぬるいとか

細かくて、本当はどうでもいいことだけれど

それの積み重ねが、自分の気持ちや感情が複雑で緻密なものだということを感じさせ

自分を勝手に、精密機械に仕立て上げていく。

僕は、自由が人一倍好きなのか?

でも、自由を押さえつけられている中で、束の間感じる、作り上げた自由を全力で堪能する自分がテクニシャンでいて、強固なワールドの主のような気持ちになれるから好きなのか?