久々、島本作品。
彼女との付き合いは、もう10年くらいになるかな。
女性の観察だけでなく、男性への観察も鋭いと思う。
こんなやついると思うし、それでいて、そのキャラクターが活きる?というか反映されるように書き上げる。
あとは、登場人物の洋服に対する描写が、リアル感を出す。
本作は、やり手経営者の男性、神父、男性が助けたくなってしまう女性の恋愛を描く。
それぞれに問題を抱えている。
それは、どれだけの数の恋愛を経験してきたとかそういうことで決まるわけではない。
それぞれが恋愛を通して、何かしらの問題を生み、その恋愛を通して、それぞれが必要な素直さを取り戻し、最終的に愛を見付けるという流れであろうと思う。
この愛というものは、決して男女の関係から導かれるものだけではない。
無償の愛というものの中にも、異性に対する気持ちが混ざったものがあると思う。
それは、不純物ではない。
恋愛とか愛のカタチが、男女関係に収束するという答えにだけなるわけではないことがあるのだろう。
恋が叶わなかったということではない。
別のルートで土俵から、フェードアウトなんてこともあるだろう。