奥山に紅葉踏みわけ鳴く鹿の声聞く時ぞ秋はかなしき

 

猿丸太夫

人里離れた山奥で、散り敷いた紅葉を踏み分けながら雄鹿の鳴き声を聞くと、秋の悲しさがひとしお強く感じられるものだ。

→これ、けっこう好きかも。人の少ない山奥、秋の涼しさと求愛、鮮やかな紅葉が対比して、そこから秋というものが浮かび上がってくる感じがする。