60年後も。京都の祖父は、この冷えてくる時間、パジャマを着ただけの祖母にソッと上着をかけて、部屋をあとにしていた。まったく愛に溢れているな、このお家は。そして、僕も60年後、それ以降も、静かに愛していたいと思う。