経済と歴史とそれから政治は密接に絡み合っている。
12世紀から経済史を紐解き、封建制や荘園制が衰退し資本主義へと移行していった歴史と現在のゼロ金利、ゼロ成長、ゼロインフレの状況との相似性を指摘し、資本主義崩壊を予言している。
単なる経済理論や予言といったものではなく、歴史に裏付けされた非常に説得力のある内容でした。
経済の仕組みを理解できていないけれど、資本主義の構造的な問題(今までは、民主主義と併せて良い部分が主にクローズアップされてきた)についても言及。直ちに、資本主義を打倒し、革命を起こすなんてことはないけれど、この時代の終わりをもっと意識しなければならないと痛感した。
資本主義は一つの政治的なイデオロギーであることには変わりがないとして、次代はどういった体制になるのか。
世界政府の実現こそ困難とはいえ、現在のEUの根底にある新中世主義の失敗、英米の衰退からして、世界政府の検討も本格的に必要ではないか?
G20か国連か。
成長にすがり、裕福な者がひたすら肥えて逃げるという構図がある限り、崩壊は避けられない。人間の本質的な性をついている。
この先、世界はいったどうなるんだろうか。