私のこれまでの人生のどこにロシアとの接点があっただろうかと、ここぞとばかりに振り返る。
答えは、もちろん、ない。
ロシアといえば、プーチン、KGB、エリツィン、ゴルバチョフ、ソ連、共産主義、レーニン、ロシア革命。
革命、革命さ。
革命なら、三島由紀夫や太宰治経由で私のココロの中に在った。
革命とは、いわゆる革命ではない。
物理的な反乱を起こしたいわけではない。
自分の中の革命を完成したいがために追い求める。
これは、ひとまず割愛。思想との兼ね合いもあり、まだまだ革命というワードを使う地位にはない。
そして、ソ連といえば、赤。
赤色は好きな色だ。
さて、彼女にロシアを紹介してもらったわけだ。
正確にいえば、付き合う前から、少しずつ。
私のこれまでは食わず嫌いの連続。
食事以外でも。
しかし、ダイナミックでかつ繊細なロシア文化に触れることができた。
戦力、大国アメリカに対抗する大国。
かたや、ウォッカで透き通るような美しさを見せつけていく。
あぁ、まったく。
透き通る美しさにどこか野太い強さを見せつけられるわけだ。
およそ非両立なのかもしれないと考えるのに、でも、共存。
あぁ、まったく、私の知らないところで、稀な化学反応が起きている。
できれば、すぐ近くで把握していたいのだ。
お酒の瓶のデザイン性。
あぁ、透き通るお酒は、自分の邪悪さが如実に映し出されて、どこか現実に戻されるのである。
だから、お酒の世界に溺れず、現実的な酔いの侵食が訪れる。
身に染みる寒さと消毒液の匂いが私のカラダとココロを少しずつ清めていく
のさ。