ややアレルギー気味になるのは、おそらく自分に教養が足りないからでありましょう。

責任論の領域は、多分に法哲学や政策等とも密接しており、古典文学はおろか歴史について真面目に取り組んだことのないニンゲンが易々と踏み込んでいい場所ではないのです。

責任は非難可能性のことをいう。

そして、我が恩師ともいうべき井田良教授の見解だけ紹介して、本稿を終わりにしよう。

 

 

 

「責任の有無と程度を決めるための基準としての自由と可能性は、経験的事実ではなく、規範的要請ないし仮設として前提におかれるものでなければならない。刑法は、行為者に対し、この社会をともに構成する者としての平均的な要請に応じることを期待し、その要請に反する以上、責任を肯定すべきである。」