私は、先日、北陸の地を踏んだ。
北陸。
冬の北陸。
関東とは違う湿潤な空気にマスクを外し、薄曇りの気候に多少気が滅入り、鬱になりそうで、ただ道の広さに歩きやすさを覚えるのである。
私が知り得た知識や知恵、魅力は、出来上がりないし前進中のそれであるから、起源を知らない。
根っこの方から見て、キミを見上げてみたら、キミの大きさに気づいたのである。
やはり、キミの構成要素中には、多分に自然が混入しており、だからこそ、私にはない、強さがあるのである。
結局、人間で作られたもの、いわゆる人工物と、自然と出来上がったものの差異よ。
雫は、コンクリートを穿つ。
私の最愛の人であり、私を打ち崩せる存在。
少し前のキミと今のキミを接続してみると、キミの強さがよく映える。
見世物のような俗物ではなく、展示品として静謐な環境に置いてみたい。
それでさえ、ピリピリとしたものを感じるというのに。
危険物取扱免許が欲しいところだ。望むところだ。