取るに足らないことを誇張して述べてみようと思い立った。

草臥れた夜を逆行する。
みんなが寝静まる頃に、起きる。
自分一人だけの世界が始まるかのような錯覚を覚えるから、楽しくて静かに動揺する。
トロンとした目を見て嘲笑い
足取りの重い人を見て、引きずりたくなる。
恋仲の人間たちには、どこかこれから感を感じて、悔しさを覚える。
夜は、私よりも長そうだ。
みんな周りに対する心遣いが欠如する時間帯で、でも、それに対する怒りすら面倒になる時間帯だから、不思議とイザコザは起こらない。
起こるとしたら、よっぽど夜の活動に賭けている人たちと運悪くすれ違ったときであろう。

たまには良いものだと考えておく。
夜は熱を帯びる。
心が奮い立つ。
勝手に冒険と位置付けておく。
平和で効率的な毎日に対して、挑戦状を叩きつけておく。
私の中では、そんな刺激的な時間は、常に馴染むものではないから、勝敗は元々決まっている。
つまらない生き方であろうかと、たまに考える。
誠実さとは、誰のためにやっていることなのか?
自分に対するご褒美になるのかと、時折考えて
でも、スパイスは少量という自分のルールに則って、答えはいつも同じに決まる。
アーメン。