読者の皆様は、何色に見えますか。
また、複数の色を見ることができますか。
というのも、最近、私が幾つか見えるようになったから、これがどういう状況なのか確認したくなったのである。
1つ目が、半透明。
2つ目が、薄いオレンジ色。
3つ目が、水色。
である。少し理屈っぽく言うとしたら、太陽の昇る時間、周りの景色、空気の綺麗さ等、様々な言われ方がなされるのかもしれなくて、
それによって、現実的に1通りしかあり得ないであろう陽射しの色を何通りもあるように見えるかのように言う私のアタマがおかしいと思われるかもしれない。
しかし、実態に、実現できないことが、芸術であろうと思われる。
実現できないから、芸術性を見出す。
私は、芸術など分からないが、およそ現実化できないものが、世に現れれば芸術だと勝手に思っているから。ここは、争いがあってもよい。
さて、話を戻して、どうだろう。

半透明。
半透明の陽射しは、白く冷たそうに私の目に飛び込んでくる。
全てを冷やしていくそのチカラと美しさに、ただただココロを奪われるのである。

薄いオレンジ色。
薄いオレンジ色の陽射しは、私を透かしていく。透かして、透かした先にあるのは、丸裸である。
何事も隠せず、何事も露わになる。
どこか浄化される覚えがあって、自殺願望など毛頭ないのに、このまま消えていってもよかろうと、ふと考えてしまう。
まったく不思議な陽射しよ。
消えた先は、おそらく、薄いオレンジ色の陽射しの一部になるであろうと思われる。
これが繰り返されていたとしたら?
さすれば、薄いオレンジ色は、同じように消えていった人類同士諸君の仄かな血色に染まったためと言えるかもしれない。

水色。
水色の陽射しは、青空が、飛び込んでくる思いになる。
青空が胸に飛び込んでくると、どこかワクワクしないか?
私が青空の下、遊ぶのではなく
青空が私の下、子供を抱く。
海の中にいるように思えるから
およそ両立しないものが両立する瞬間であって、嬉しくなる。

こんな風に
電車に揺られているときは
薄いオレンジ色の陽射しが耳の後ろに迫ってきている。
まもなく、黒い夜がきて、何もかも取り込んでいってしまう。

混沌の前に、美しさの混在を。