人に不意に触られるのが苦手だったりする。

大慌てで照れ隠し、話題転換、自ら相手に行動を起こす。

攻撃は最大の防御だから。

自分には完全にどうにもできないことが不安だったりする。

だからこそ、基本的には自分から。

そうでない場合には、そういう機会を作らないように。

 

でも、今日は違った。

ほんの戯れで、背中に他人の手が触れた。

とっても安心した。

感染ではなくて、少しずつ滑らかに流れていくのに、あっという間にこっちに伝わった。

温度とか温かさとかそれだけじゃない。

なんか、久々に生体に触れた気がする。

こんだけ過剰に感じたのは初めてで、おそらく、自分が思念体のようにこの世界に彷徨っているだけの日々を少なからず過ごしていた証拠になるのかもしれない。

大袈裟かもしれないけど、そう思った。

生き返らせてくれてどうもありがとう。

 

足りない昨日に溺れ、夢に描いた今日。