これだけ急に気温が下がると、残暑厳しい夏であるというのにもかかわらず、人並に熱を欲するのである。
東京というか関東地区は、きたる台風直撃に備えて、どこかザワザワしていて落ち着かない。
嵐の前の静けさが欲しいのに、徐々に冷たくて強い風がビュービューと吹いてきていて、小雨が幾分獰猛さを兼ね備えているのである。
一般人の感覚に反して、私の胸は躍っている。
私は冷たい空気をいきなりたくさん吸ってしまうと、どうも咳が暫く止まらなくなるから、冬になり、建物から外に出るときは、一呼吸置く。
そして、ゆっくりと息を吸い込んで、鼻や喉の粘膜、気管、気管支、肺のウォーミングアップをするのだが、
夏である今日も思いのほか、気温差を感じて、建物から出るとき、一時停止をしてしまった。
さて、冷えを感じてしまうと、どこか気持ちまで心細くなってしまって、いけない。
正直すぎる自分の反応が怖い。
温かい湯船に浸かって、身体の温度を内部からあげようと躍起になってしまう。
きっと命を営むものとしては、私は大変に優等生なのだろう。
クワレは、自らが誰かを愛するとき、誰かが私のことを愛するとき、自由ではなくなると話していた。
他人の熱を感じることが生きることだとしたら、それがなくても生きていけるほどに熱を帯びた存在であったということか。
私は、どうしても人熱をどこか欲しているし、そんなに強いニンゲンではないのかもしれない。
永遠を素っ気ないから、ほんの仮初めに賭けるなんてことはないとおもうけど
いつもどのようにソフトランニングしようかと考えてしまうのが悪い癖。
全部うまくいくことなんてないのに、全部なんとかしようとしてしまう。
でも、結局、私にとって、奔放さとか別れとかって、一番身体に毒な気がする。
人熱は継続的に欲しい。
o1-o7