結局のところ、あらゆる物事の上位概念には必ず、限界がある。巷では、「量より質」だの「効率化」だの、およそ高い質を打ち出せれば、量概念に勝る言い回しが溢れている。しかし、時間は作るものとはいえ、作り切ったその先には24時間という限界があり、筋肉のつけ方にも骨との関係、体脂肪率との関係で限界があるし、体力にも限界がある。本棚にも限界は存在する。要するに、何をやらないか、切り捨てるのかという問いが至上命題ではないだろうか。人生にもリミットはある。不老不死の研究に没頭したり、死後の研究、魔法、錬金術といったミステリアスなことに惹かれる人間は、もうすでに限界を知ってしまったからではないか。最近、よく思う。限られた中でどれだけ程度の高いものを体現できるか。