いつもありがとうございます。
しばらくの間、数回に分けながら
「ゆっくり話す」について、
自分の思ってることを書いてみたいと思います。

始めに言っときますが、本をかじり読みした程度の知識ですので、間違って解釈してるところも多いとおもますが、その都度、ご指摘していただいたらと、思います。


話し方を変えるとは?

まず始めに、「話し方を変える」と言うということにですが、ピンと来ないかも知れませんが
吃音のある方は、吃音的話し方(吃音が出やすい話し方)をどうしてもしてると思います。
その差は、僅かで、何が?何処が?と考えても、吃音の原因も様々で、確たることもわからないので、
深く考える必要はないと思います。

「多くの吃音者は、原因がわかれば、早期に治癒が可能だと誤って信じている」(マレー)
と言われてます。

では、どの様にすれば良いのか?
先程、言いましたが、吃音的話し方から、吃音が出にくい話し方をしていくことが大切ではないかと思います。
そして、マレーのことばを引用するなら、原因を探すのではなく、如何にすれば吃音が出にくい話し方になるのかを探すことが、最も効果的と思います。

それが、「話し方を変える」と言うとことになるのだろうかと考えてます。
つまり、吃音が頻繁に出てくる話し方ではなく、吃音を抑え込む様な、抑制していく話し方を目指そうということと理解してます。

マルコム・フレーザー著 ことばの自己療法

には、吃音治療のための十二の基本原則が紹介されてます。これは、あるSTの先生がFacebookでも、紹介されてました。

① 吃るときも吃らないときも、いつもゆっくり慎重に話す習慣をつけなさい。

②吃る時、無理に言おうとしないで、楽に、穏やかに、スムーズに吃りなさい。そして恐れている言葉の音を引き延ばしなさい。

③公然と吃り、自分が吃音者であることを隠さないようにしなさい。

④吃る時や吃るのを避けようとして示す異常な仕種、顔面の歪みや体の動きを確認し、それを除くようにしなさい。

⑤すべての回避や延期、言い換えの習慣を止めるように最善を尽くしなさい。

⑥話し相手とアイ・コンタクトを保ちなさい。

⑦吃る時、発話筋がどのような不適当な動きをしているかを分析し、確認しなさい。

⑧吃った時の異常な発話筋の動きを修正し、それを除去するためにブロック矯正法を有効に利用しなさい。

⑨話している間、絶えず言葉が先に進むように心掛けなければなりません。

⑩不自然な発話ではなく、しっかりとした声で抑揚とメロディーをつけて話すようにしなさい。

⑪自分の持っている流暢な話し方の部分にもっと注意を向けなさい。
⑫この基本原則に従って矯正している間、できるだけたくさん話すようにしなさい。

といった十二個の基本原則を出してます。

その、一番始めに、「いつもゆっくり慎重に話す習慣をつけなさい、」ということを言われてます。

ゆっくり会の基本の考えになってる部分です。

次回は、このゆっくり話す意義、何故?ゆっくり話すが大事なのか?について書いてみます。

是非、また読んでください。