この日も午前中から母の病院。

相変わらず食欲もなく、ウトウトして眠たいと言ってました。
咳も増えてきて痰がからむけどもう自分では出す力もない為夜~朝方にかけて咳が止まらなくなったときは、吸引をしてもらいながら咳がおさまるのをまっていると言ってました。

今日朝看護師さんと色々話しをしたことを話してきました。
看護師さんのお母さんが癌で最近亡くなったことを話してきてみたいで、段々とすることが限られてくるから、今話せるときに家族とたくさんお話をしてと言われたみたいです。
私からしたらなんでそんなことを話すのかが分かりませんでした。
もうあなたにわ時間がないんですよと言ってるみたいで。

でも母はこの日から死を受け入れたのか、あんだけ死にたくないと言っていたのに泣かなくなり自分の整理を始めました。

口座を教えてくれて、
お母さんがいなくなったら口座から全部出すことや、他にも色々話しをしました。

私はまだ覚悟も何もできてない!
大泣きをしてしまいました。

泣きなさんな。

このときの力弱くなってしまった声、優しい表情、
今も頭から離れません。




夕方一旦帰り、夜に旦那と子供達と病室へ行きました。
入った瞬間から母の咳がはじまりました。
子供達と旦那を病室から出させ、窓を全開にし冷たい空気をいれ、妹もきてくれていたので一緒に背中さすったり、看護師さんが吸引を持ってきてくれたので咳と同時に口の奥へ管を入れ痰を吸ってくれてますがなかなかでません。
母も凄く大汗かいてるので、拭いてあげたり、うちわであおいであげたり。

頑張れ頑張れ
しんどいね苦しいね頑張れ

と励ましながら粘っこい痰が吸われますがまだまだ胸につまっていると苦しそうでした。

こんな姿わ見たことがなく、毎日毎日朝方までこれを繰り返しているんだと思うとかわいそうでたまりませんでした。

1時間程たった頃やっと落ち着き、着替えさせ妹はこの日から病院へ止まってくれることになりました。

明日は外出する予定でしたが、こんな状態では無理よと話しをしましたが、
大丈夫!
行きたい!
とこちらの心配かまわず言うので朝の状態を見てからね!と言い私達は帰りました。