NHKラジオ日曜カルチャーより 

アーサーウェイリーの源氏物語訳
 
古典
いづれの恩時にか…
アーサー英訳の日本語訳
何時の時代のことでしたか
エンペラーの住む所に
ワードローブの女性がいました
(レッドチェバンのレディ)
大した身分でもないのにエンペラーに
愛されていたので
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アーサーについて
1889ウィンブルドン生まれ
産業革命
ヴィクトリア時代
文字の覚えは悪い
しかし、奨学金を得られるほど
古典に精通
 
笛=フルートと訳
目を患う
楽に読める言語
スペイン、ドイツ、フランス
 
大英博物館に就職
東洋版画部門
中国語、日本語古典
アイヌ語、
 
170編陶淵明はっきょい
古今和歌集
1922
あつもり、はごろも
などなどを訳した
 
須磨の絵巻を見た
源氏物語との出会い
 
ドバーからパリへ
スイスのモントルーへ
700キロスキーに行った
 
その道中、源氏物語を
読み漁った
 
夕顔が、ゴシック小説
の中の主人公
御息所に取り殺される場面
 
翻訳に着手
古語辞典もない
八代幸雄(古典芸術科)と会う
湖月書を見る
 
11年間
ザ・テールオブ源氏
第二次世界大戦
検閲の仕事をする
 
1959年
勲3等瑞宝章
 
ドナルドキーンと俳句
1940年テールオブ源氏を買う
戦争の話がない
愛と悲しみなど美しい話ばかり
 
日本文学に心頭
ドクターウェイリーが来る
友情生まれる
東洋文学の話をする
 
1969年
女性を介護
本人も右手骨折
 
76歳
ガンで死亡
 
物語
対話
心理
作者の心
 
4重奏
 
政宗白鳥
ウエイリーの源氏を見ると
感動した
黄昏の世界があるのかもしれないが
生き生きした物語になっている
 
ウェイリー源氏
絶賛!
 
与謝野晶子
3度翻訳した
1933年翻訳する
紫式部の良さが出てない
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末摘草
あはれ=オーディア=あらまあ
あはれ=
同情心、ロマンティック、しんぱしい
 
おかしゅうもあはれにも=
美しい、魅力(パーシネーション)
 
文の訳よりも意味を伝えようとした
 
あわれ=
ストレンジラブリい
 
あはれ=
メランコリー
 
ソーリーディプレッシングに訳されている
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世界文学と重ね合わせて訳したのでは?
シェークスピアと源氏
 
空蝉=上流階級だが中流の受領(中央から地方へ官僚)と結婚
源氏17歳
目的地の方角が不吉
かたたがえで、方向を別にして泊まる
そこで、空蝉を見つけ契る
 
しかし、空蝉は二度と会わない
絹の薄着を羽織って、逃げるが、落とす
源氏は、それを拾って帰る
=空蝉の語源=
スカーフと訳す
 
オセロ=
ベニスのムーア人(イタリア)
オセロに、妻が浮気をしていると嘘をつかれる
妻はオセロからもらったシルクのハンカチを落としてしまう
それが、浮気の証拠だと思いオセロは、妻を殺してしまう
 
源氏の空蝉のシルクのスカーフ
オセロの妻のシルクのハンカチ
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源氏の夢に父が現れて
こんなところにいるべきではない
この地を離れよ
神がお導きになる
 
源氏は、この地で終わると思います
お前の苦難は、見るに堪えない
お上に訴えてくるよと父
 
お告げどおり
明石に向かう
嵐でも、スムーズに行けた
明石の君、良いことのはじまり
 
⁼ひどい嵐=須磨から明石に
ノアの箱舟、テンペスの嵐に似ている
 
ハムレット
父が現れ父の弟に毒殺された
妻も権力も弟に盗られた
 
榊の庭に、埋葬された
 
母には危害を加えるな
仇を打ってくれ
 
仇を打ち、自分も死んでしまう
 
似ている
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夕顔と源氏
ロミオとジュリエット
 
仮面で顔を隠す場面
悲劇で終わる
 
似ている
重なっている
 
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長恨歌=はっきょい=恨み