生きかた、生けかた
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植物のお医者さま

東大へ行ってきました!


東大の教授が「植物医科学」という概念を発表。

植物の病院を初めて立ち上げ、

植物のお医者さんを育成していくための

プロジェクト発足のお披露目をかねたシンポジウムです。


地球上では、毎年8億人分の食糧が、

農作物の病気によって失われているそうです。

虫害、雑草害、汚染物質による

損失も含めて「植物病」とすると

生産可能な食糧の約3分の1。

20億人分の食糧が「植物病」で失われているとは!


人も動物も病院があるのに、植物の病院はなく、

あるようでなかった、というこの盲点は、

地球規模のさまざまな問題を

解決していく大きな一歩。


大きな視野で環境を考える濃厚な時間でした。


そこにただ参加してきただけなのに、

なんだか「東大にいる自分」ということに

一人酔いしれて、

一瞬頭がよくなった気分を満喫!?

と、この発想自体がかなり問題ですが。


会場の東大構内の弥生講堂は、

まるで高原の中のコンサートホールのよう。


凝縮した内容に触れ、

会場を出る時は、雷がなり、

慌てて門を飛び出すと、

「東大」という異空間からあっという間に

現実に舞い戻っていました。







モンゴルナイト

モンゴルナイトのイベントに参加しました。


モンゴルには行ったこともなく、

朝青龍が里帰りしたテレビ番組を見たくらいです。


まずは、モンゴル塩入りのミルクティーを味見。

お水は衛生上あまり飲めないモンゴルでは、

常に温めたミルクティーで水分補給をするそうです。

中から温まる感じ。

草原ではミネラルも足りないのでそれも補う。

生活のリズムが凝縮されていました。




そして、メインイベントの馬頭琴のライブ。

会場は、モンゴルの草原をイメージした香りのマシーンによって、

少しづつモンゴルの空間へといざなってくれます。


日本に来日して5年という演奏家のライ・ハスロー氏が、

丁寧に日本語で一曲ずつ紹介しながらの演奏。


空がとても大きく、雄大な草原に立ってるようで、

すぐにモンゴルの音は体に入ってきます。

馬の尻尾の毛で作られた2弦の楽器。

でも音色はさまざまに変化し、

風の音、馬の足音、

馬が連なるダイナミックな迫力と展開し、

最後は馬の鳴き声までが響き渡り、

会場は大いに盛り上がりました。




演奏後は、ハスロー氏に

モンゴルのお酒の飲み方を教わりながら

みんなで杯を回し飲み。

飲む前に、右手の薬指で、

天の神、地の神、

みんなの神と自分の神にお酒をささげてからいただきます。


おいしく乾杯して、

楽しい初めてのモンゴルナイトでした。

自分時間

男性のためのいけばな教室オープンのため、本格始動!



昨日は具体的なレッスンのスタイルを構成するために、

4人のかたにご体感いただきました。


レッスン会場となるピーハウスは、

現代美術のギャラリーで、真っ白な空間。

場所は六本木とアクセスもよく、

ビジネスモード全快でお忙しい中駆けつけてこられても、

自然とそのスイッチをオフして、

目の前の空間に入っていける。

だから「いけばな」を楽しむ空間としては

最高に贅沢な場所なのです。


真っ白な空間は、時間の感覚や日常のアレコレの思考も停止して

全身で目の前のものに集中できます。

だから、花器と季節の花と自分だけの世界。

生けることで、その場の空気感が変容していく様子が

はっきりと見てとれます。














私は男の人が花を見る眼が大好きです。

そのたたずまいに「花を愛でる」という言葉を感じるから。

女性の花との関わりあいかたとはまったく異なる

「花の美しさ」へのアプローチなのです。


今回は一作目は、剣山を使った基本の花型法。

2作目は、デザイン性のある鉄花器に

まったく自由に生けていただきました。





花を生けるときは、上手く生けることを考えないことが大切です。

そうすると、植物に触れながら芽生える感覚がわきおこってきます。

集中してくると、BGMも聞こえなくなり、

無心で花と自分が向かい合うことになります。

そんな自分の時間が流れると、

「花の声無き声を聞く」感覚が心地よく、作品が生けあがるのです。


生けあがる作品は、

みんな生けた人の雰囲気をかもし出しているものです。

初めて生けたみなさんの作品には、

その人らしさが現れていてとてもステキで、

楽しいひとときでした。



サムシングブルー

この春は、なんだかやけに
周りの友人たちが結婚します。
もはや何度目の結婚の波かはわかりませんが。

先日も友人の結婚披露宴へ行ってきました。
ブーケを頼まれたので、
新郎の胸元のブートニアと、
新婦の髪飾り用のお花をお届けするために
少し早めに会場へ。

私は、花の仕事をしていますが、
ブライダルブーケを仕事にすることは性格上できず、
友人のためだけに作っています。
初めて友人のブーケを作ったときは、
ぎこちなく作っていたのに、
気がついたらずいぶんとたくさんの
ブーケでお祝いをさせてもらって、
イメージ通りに作れるようになっていました。

ブーケ作りは、とても幸せです。
ブーケのデザインをするために、
みんなよりひとあし早く
ウエディングドレス姿の友人と
その愛しきご主人さまとの
アツアツぶりにも遭遇できます。

つくづく思うのは、
どの友人もみんな本当に
自分のキャラクターにピッタリの3つ
を選んでいること。

ピッタリの彼を選び、
ピッタリのウエディングドレスを選び、
ピッタリのホテルやレストランなどの会場を選ぶのです。

だからいつも結婚式は感動もの!
涙もろい私は、
いつも花嫁より先に感極まっていて
フライング気味、まわりに笑われてます。

今回は、新婦のリクエストで
白いバラのブーケですが、
新婦の手元に少しブルーの花をちりばめました。
花嫁が身につけると幸せになれる
「サムシングブルー」のエピソード。
そんな素敵な披露宴の帰り道、
ふと自分のこととなると
ブルーの意味合いが変わるから不思議です。

はじめまして

みなさま、こんにちは。

もうすぐ5月。新緑の美しい季節となりました。

ゴールデンウイーク突入。

その名の通りゴールデンな一週間となりますように!

私は、いけばなの仕事をしています。

仕事というより生業(なりわい)。

最近は、まさに生きる業としてのいけばなを実感しています。

この「生業・なりわい」という言葉、

昔ある新聞記事を読んで感動して心がけてる言葉です。

「お米を作るのは、生業であり、

仕事とは、そのお米のために土を耕し、

良い土を作ったり、雑草を抜いたりすること」

そんな何気ないインタビューの言葉に、

その人のその人らしさがとても現れていて、

いい顔で笑っていました。


いけばなは、和花で正座して生けている、

多くの人がそうイメージするようです。

もちろん間違ってもいないのですが、

このイメージはあくまでも一部であるということ。

いけばなは花嫁修業の代名詞でもありますが、

この風習も江戸時代後期からのものです。


もともとは男性のもの。

一家の主、武士のたしなみでもありました。


私は、いけばなとは強くて美しいものだと思っています。

だから名詞交換などで、「かっこいいですね」

と言われるとなんだかとてもうれしくなります。

一枝、葉っぱ一枚をどう生かすか、

はさみを入れて

そぎ落としながら作り上げていく世界は、直感力と決断力。


男性がビジネスシーンで

繰り広げるイマジネーションと重なることがあると思っています。

だから昔からいけばなやお茶などの文化を

男性たちがたしなむのはごく自然なことだと思うのです。


ずっといけばなの男性クラスを立ち上げるのが夢でした。

忙しい合間をぬって

自分の時間を植物とすごすことで見つけられるものがあります。

そのための場所がとても大切だと思っていたので、

本格的に探し始めて3年。

やっと六本木にステキなスペースを見つけ

来月から念願の教室スタート!!

楽しみです。