ニオイカエデの挿し木素材です。

徒長枝を切り詰めて一丁前ですが、ニオイカエデはここからの枝作りが課題になります。

 

肥料を外し表土と足元を掃除したついでに、ここ1年ほどを振り返ってみます。

 

根を結束バンドで締め込み半懸崖を目指している。

2020.6.4

3ヶ月前はせっかくの根を生かそうと四苦八苦していた。

 

 

幹を寝かせた株立ち(根連なり)です。

立ち上がった枝それぞれから発根して足元が出来てきた。

2019.10.4

幹を寝かせて植えたころ(まだ根は出ていない)上も弱々しい。

 

 

一芽からの模様木仕立て

幹の曲づけはしているが枝は決まっていない。

枝を横張りにして丈を低くするか、葉張りを小さくして丈を高くするか迷うところ。

2019.10.4

地際の芽を残して幹を切りつめた。

 

 

根上がり半懸崖

最初の木とほぼ同じ樹形。

ポット内の根の状態で今後が決まりそう、いずれにせよ頭は詰めないといけない。

2020.2.23

この時点では1本棒だが、低い位置に吹いた芽を生かした。

 

 

根を見所にしたいが樹形は決まっていない。

時期的に切り詰め過ぎたかも知れない。

2020.2.23

上の半懸崖同様1本棒だったが、樹勢が乗ったところで叩いた。

ニオイカエデはどこからでも芽吹くので、こういう場合はありがたい。

 

 

幹の上下を切り放射状に枝が出た(車枝)部分を挿した素材(発根済み)

変形株立ちで作ろうと考えているが・・・どうでしょう。

 

 

次は枝作り真っ最中の2本

 

いまだ樹芯は出来ていないが、一応の形は出来たか。

本鉢で見たい気はあるが、樹勢を落としたくはないので駄温で作る。

早く葉を落とした姿を見たいですね~

 

 

細いが上と同時期の挿し木

左右の曲はいいが捻りがないのがチョット残念。

幅よりも奥行きが深い。

こうして素材の仕立てを見てくると、盆栽は作っているときが一番いい。

あれこれ迷うこともあるが、、、、そこがまたいいのだ。