お久しぶりです。
自称「城跡紀行家」の落人でございます。
またしてもご無沙汰をしてしまっている間に、今年ももうすぐクリスマスですか。
このところ毎年言ってる気がしますが、時の速さにびっくりしますよ。ええ。
ふと振り返ってみますと、今年10月21日に高市早苗総理大臣が爆誕したことは、この国の大きな変化を感じさせる出来事でした。
個人的に特に喜ばしく感じたのは、高市総理が就任早々閣僚へ発したという『指示書』。
その中には、東北と福島に注目した文章がありました。
「福島の復興なくして東北の復興なし、東北の復興なくして 日本の再生なし」との強い決意の下、被災地に寄り添いながら、 各省庁の縦割りを排し、現場主義に徹したきめ細かな対応に より、福島の本格的な復興・再生、東北の復興に、国が前面に 立って取り組む。
―『高市早苗首相による閣僚への指示書』(2025/10/21)より
思えば東日本大震災が起こった2011年。
「悪夢」と言われた民主党政権の真っただ中だったあの時、自粛モード満載のテレビを観ていた私の耳に、会津若松市で営業再開したある商店主の言葉が突き刺さったのでした。
「うちの店に来てとは言わない。どうか東北に遊びに来てください…」
ああ、そうだ…と目を開かれた私は、その年のうちにさっそく福島へ旅立ちました。
鶴ヶ城跡にて、福島への旅が好きになる(会津若松市/2011)
それ以降毎年のように、時には年に複数回にわたって、私は東北地方を旅するようになったのでありました。
むろんメインは城跡紀行ではありますが、この14年間、移り変わる福島県の風景を見続けてまいりました。
二本松城跡にて、二本松少年隊の悲劇を偲ぶ(二本松市/2014)
鹿島の一本松にて、津波の猛威に恐怖する(南相馬市/2015)
福島フルーツラインにて、黄金桃の美味を知る(福島市/2016)
セデッテかしまにて、相馬野馬追に憧れる(南相馬市/2017)
中土合展望台にて、赤屋根が映える秘境の村を望む(檜枝岐村/2018)
夜ノ森駅にて、日本一美しい地名ではないかと思う(富岡町/2021)
白河小峰城にて、被災した名城の復活を喜ぶ(白河町/2021)
アクアマリンふくしまにて、泳ぐ地魚を眺めつつ賞味する(いわき市/2023)
Jヴィレッジ・アネックスにて、サッカーの聖地に復興を感じ取る(楢葉町/2024)
へたれガンダムにて、得も言えぬ芸術性に感嘆する(福島市/2025)
…おっと、年末らしく思い出モードになってしまいました。
が、こうして思い返してみますと、福島の復興は疑いなく進んでいます。
旅する私の心情の変化が、何よりそれを証明しているのであります。
「福島の復興なくして東北の復興なし、東北の復興なくして日本の再生なし」
高市総理の閣僚への指示が、きっとそれを後押ししてくれるでしょう。
来年もまた福島県を旅することができますように。
それが今の私の願いです。










