音楽療法って?

 

音楽療法をご存じですか?
 
うーーん
聞いたことはあるけれど、具体的にどんなことをするのかよくわからない…
 
そんな声をよく聞きます。
 
 
そうなんです。
確かに音楽療法を一言で説明するのはとっても難しい(^^;)
色んな場所で、色んな形で行われているから。
 
 
でも、あえて言うなら
 
「音楽の持つ色んな力を使って、クライアントさんが抱えている様々な問題にアプローチし、
その方の生活をより良くする”療法”」
 
なんです。
 
 
全国には、日本音楽療法学会から認定された音楽療法士がいて、
主に福祉の現場や医療現場などで仕事をしています。
 
 
おじいちゃん高齢者に向けておばあちゃん
 
身近なところでは、高齢者施設での活動。
 
認知症でぼんやりしている方が、昔よく聞いていた歌や音楽を聞いた途端、
目に力が宿り、昔の思い出話をイキイキと始めたりします。
え?! いきなり脳の神経回路がつながった? と思うほど
お喋りが止まらなかったりすることも^^
 
健康な高齢者でも
音楽を聞いたり、音楽に合わせて身体を動かしたりする音楽療法活動が
認知症予防に役立つことは、学術的にも証明されています。
 
 
病院 病院で 病院
 
病院のリハビリの現場でも音楽療法が行われているところがあります。
 
機械的に腕の上げ下げをするリハビリを
音楽に合わせて腕を動かしてたいこを鳴らしたりする活動に置きかえると
気分が上がって楽しく取り組めたりします。
 
 
 
精神科は医療現場の中で音楽療法が一番最初に取り入れられた分野です。
 
音楽でうつや不安を抱えている患者さんにアプローチすると、
緊張がほぐれてリラックスするため、不安が解消されたり、
抗うつ効果や催眠効果、痛みが軽減する効果があるとされています。
 
 
 
ホスピスなどの終末医療の現場では、その方が最期を迎えるまでの時間を
心穏やかに過ごせるよう、音楽を使って寄り添います。
 
 
 
桜 障がいを持っている方に向けて 桜
 
生まれつき何らかの障がいを抱えていらっしゃる方
人生の途中で障がいを負われた方
 
年齢も障がいの有りようもさまざまですが、
そのことで何らかの生きづらさを感じていらっしゃる方に対して
音楽を使ったアプローチをしていきます。ラブレター
 
 
***
重い知的障害を持って生まれたAちゃん。
言葉を持たないAちゃんは、自分の気持ちや意思をうまく伝えられなくて、
すぐにかんしゃくを起こしてしまいます。
パパもママもどうしていいか分からない…
 
でも、音楽なら言葉ではなく、
音を使って気持ちを発散することができます。
 
気に入らないとパニックを起こして、自分の頭をこぶしで叩いてしまうAちゃんに、
頭を叩くタイミングでたいこを差し出したとき、
最初は自分のこぶしで出た、たいこの大きな音にびっくりしていましたが、
だんだん楽しくなってきた様子。
 
バンバンとこぶしでたいこを叩くことで、イライラした気持ちを発散したのか、
たいこを交互にトントンする遊びに応じてくれるようになりました。
それ以来、Aちゃんはたいこが大好きに♪
意思の疎通がうまくはかれないために、何が好きなのか周囲に理解してもらえない…
そんなAちゃんの「好き」が1つ増えた瞬間でした^^
 
それ以来、たいこを叩くために「順番を守る」ことができるようになり、
たいこのトントン遊びを通して
相手を意識してコミュニケーションがとれるようになったAちゃん。
かんしゃくを起こすことが減り、自分の頭を叩くことも減ってきました。
***
 
 
障がいを抱えている子どもが小学校に行く前の療育センターで、
支援学校を卒業したあとに通う障がい者センターや作業所、入所の施設などで、
グループや個人での音楽療法活動を行うところが増えています。

 

 

 

音つむぎの音楽療法

 

 
音つむぎでは、小学校へ上がる前までの、障がいをお持ちのお子さんの音楽療法を行っています。
 
まずは、お子さんの状態や親御さんのご希望等をしっかりとカウンセリングさせていただき、
その上で、お子さんお一人ずつの目標を定めます。
 
時間はかかるかもしれません。
でも、お子さんの「好き!音譜」を見つけ「できた!爆  笑」を積み重ねることで
ゆっくりと、確実にお子さんの可能性を広げていきましょう。
 
 
 
ハート音楽療法 個別対応・未就学児の親子参加

       セッション約30分+面談約20分   5,000円/回

 

  *現在個人セッションのみ受け付けております。
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