私の頭では未だ、成人の日は1月15日。
(それもだんだん薄らいではおりますが・・・)

日本は昨日がその成人の日でしたね。

ドイツには成人の日と言うのはありません。

成人は18歳と、これもちょっと違います。

18歳になると、選挙権がもらえ、種々の決定権がもらえることになります。

反対に言うと、未成年だったから許された様々な特典が剥奪され、
大人として、処罰の対象になるわけです。


去年、知り合いの息子さんが薬物乱用の罪でお縄になり、
本人は薬物の影響で、精神病院で治療を受けることになりました。

家族は取り乱すほどの心配をしました。


ところが・・・病院で医者の話を聞くにも、すべて本人の許可がいるのです。
親といえども、成人した我が子は一個の個人であり、
親とて病状のあれこれを医者に聞くことができません。

これからなにをしでかすかわからないから、家に留め置こうとしても、
成人した我が子には移動の自由の権利があるのです。

結局は野放しにせざるを得ず、次の拘束の恐れのある触法行為が起きるまで
ハラハラと毎日を暮らさざるをえないというのです。


成人するまでに、子供をちゃんとした自律、自立できる人間に仕上げておくこと。。。


これが一番の親の役目だと、対岸の火事を見ながら思った私でした。

うちの息子もあと6ヶ月で18歳の成人です。
対岸の火事とはいえ、人事ではない思いでございます。