少し気になること
たまには、本業のことも書きます。
ベテランの司法書士先生なら、「そんなことか」と思われるかも知れませんが・・・
先日、建物の保存登記の依頼を受ました。保存登記とは、建築したあと最初にする登記ですが、当然税金がかかります。
普通は建築後すぐにするものなのですが、何年間もしていなかったという珍しいケースでした。もちろん、義務ではないので、絶対に保存登記をしなければならないわけではないです。住宅ローンを組むならば、登記をするんですが、住宅ローンも組んでいないので、する必要が無かったわけです。
で、登記する際の税金ですが、普通は「固定資産評価額×0.4%」の額を納めます。減税措置もあるのですが、それはさておき。
で、この固定資産評価額は、建物ならば、年月とともに、評価額が下がってきます。建物の老朽化に伴い、金額が下がるわけです。
要は、保存登記は何年か経った後にやれば、金額が安く済むという少し不思議な現象がおきてしまうわで。。。ま、微々たる金額ですが、今回も4000円ぐらい安くなる計算です。
うーん、どうなんでしょうね。早めに登記をしたほうがいいですと、司法書士ならばアドバイスするべきなんでしょうが、義務では無いので、難しいところではありますね。