スマート フォーフォー特有の不調:イグニッションキーが抜けない!
スマート フォーフォー プライム ツイナミックにお乗りの方で、「エンジンを止めても、イグニッションキー(鍵)がシリンダーから抜けなくなってしまった」という経験をされた方もいるかもしれません。
鍵が抜けないというトラブルは、走行自体に支障はありませんが、車両のロックやセキュリティに直結するため、非常に困る不調の一つです。
この問題は、スマート車や特定の車種で発生することがあり、特に慌ててしまうケースが多く見られます。
診断機エラーなし!鍵が抜けない原因とは?
このタイプのトラブルの厄介な点は、通常、エンジンや電気系統の故障を示すエラーコードが診断機に表示されないことです。
しかし、診断機にエラーが出なくても、キーが抜けない原因は明確に存在します。
原因は、イグニッションシリンダー内部のキーロック機構の不良です。
これは、キーを抜き差しする機構を制御しているソレノイド(電磁石)の固着によって引き起こされます。
ソレノイドは、シフトポジションなどがパーキング(P)に入っていることを検知した際に、キーを解放するための電気信号を受けますが、このソレノイドが経年劣化や摩耗により固着してしまうと、物理的に鍵をロックしたままの状態にしてしまいます。
その結果、「鍵を抜いていい」という許可が出ても、ソレノイドが動かないため、インラインキーが抜けなくなってしまうのです。
確実な修理方法:キーロックソレノイドの交換
鍵が抜けない不調を解消するためには、キーロックソレノイドの交換が必要です。
ソレノイドは、ステアリングコラムの奥に配置されているため、交換作業には周辺部品の取り外しが伴います。
確かな経験を持つ整備士であれば、ステアリングコラムを安全に取り外し、問題のソレノイドを新しいものに交換します。
ソレノイドを交換することで、電気的なロック機構が正常に作動するようになり、シフトがPレンジに入ったことを確認した後、スムーズにイグニッションキーが抜ける状態に復帰します。
この種のトラブルは、日常的な運転のストレスにつながるだけでなく、急な際に車両をロックできないというセキュリティ上の問題も引き起こします。
スマート フォーフォーの鍵の抜き差しに違和感がある場合は、症状が悪化する前に点検・修理を行うことが重要です。
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