先日メールが届きました!短い期間でしたが弟子に付いていた、今は主婦の感想文です。
 
 
師匠…お疲れ様でございます。
遅くなりましたが、本を読ませて頂きました。
師匠が、八郎師匠に付いておられた時の話が、私の想像と違い驚きました。
私の中で師匠は神様で、ミスなどせず 完璧なお弟子さんだったはずと
本を読むまで思っていたので
その神様が、ミスをなさったりしていたと知り  やっぱり師匠も人間だったと思いました。
色々な経験を沢山されて 今の完璧な師匠になられたんですね。
今の時代の若者が、師匠の時代のお弟子さんのように出来ると思いませんが、沢山の人がこの本を読み
師匠と弟子の関係じゃなくても
先輩や目上の人に対して どうすれば良いか学んで欲しいです。
 
私は、師匠に怒られてばかりで、
当時は怖くて萎縮していました。
でも…その裏側の師匠のお気持ちに
気付く事が出来なかった私は子供だったんですね。
この本を読み終えて改めて思ったのは、これから先も師匠のように
生きようと言う事。
それと 昔の事を沢山思い出しました。
私が、○○さんに  誰の所に弟子入りしたい?と尋ねられ『絶対に巨人さんです。』と答えた時の事。
関西TVで、師匠と待ち合わせをし
祖父・母と伺った日のこと。
師匠は、○○さんに頼まれたから断る事が出来なかったんだなぁと
今  ちょっぴり申し訳なく思います。
なんば花月のお茶子さんのおばちゃんが、ムチャ怖かったけど、周りに人が居ない時は、凄く良くして下さったこと。
洋七師匠が、楽屋にデカイ苺を沢山持って来られた時  お茶子のボスのようなおばちゃんが、洗って師匠方に出すから手伝いなさいと言われ
一緒に洗っている時おばちゃんが、
私の口に何個も苺を入れてくれ 
二人で笑ったこと。
他の師匠方の靴も一緒に磨いて
お小遣いを頂戴したこと。
師匠が怖すぎて花子師匠が、女神に思えたこと。お会いすると えみ、って優しく声をかけて下さってました。
TVより さんま師匠が、カッコイイとドキドキしたこと。
なんば花月の舞台から楽屋に戻る通路で、舞台を終わられた大助師匠が、花子師匠に 舞台の内容について
凄い勢いで、花子師匠に言い始められ
花子師匠が黙って聞いておられたこと。
私は、その勢いに驚き 怖いし固まってしまい 横を通れず話が終わるまで見えないように隠れていたこと。
 
知らない先輩に、キミ○○さんの紹介で入ったんやろ!○○さんに仕事貰って来てと言われたり、初めて会ったマネージャーさんが、○○さんに宜しく伝えてと仰られたり…
私は、○○さんの紹介で入ったと誰にも言ってなかったのに皆が知っていてビックリしました。
嬉しかったのは、八郎師匠が、
うめだ花月で私を見つけて 優しく声をかけて下さったこと。
一生忘れません。
私の中の宝物です。
それと 私が一番心配なのは、師匠がお酒を沢山飲む事。
本当に心配です。だから 控え目に飲んで下さいませ。
私は、今でも師匠の為なら何でも出来ます。弟子の時も思ってましたよ!
これから先も 私が生きて行く中で
師匠より怖いものは無いと思います。
怖いけれど  でも 凄く大切な師匠 
大好きな師匠です。
体に気を付けて   いつまでも頑張って下さいませ。
【以上】
『師弟』を読んでの、弟子目線の感想文…如何でしょう!
まぁ弟子に限らず、若い新人時代に、優しくして頂いた先輩【お茶子さん】からの言葉などは…忘れませんよね、勿論絶対忘れてはいけないのです!
 
又逆に厳しいアドバイスも心に残ります…その時は分からなくても、後にその意図が分かった時に…厳しい忠告の裏には優しさが有った…そう気づいた時に少し成長し前に進めてるの分かりませんね、
 
優しい気持ちを持ちながらの忠告を心掛けて来ましたが、出来ていたのか~いなかったのか…出来て無かったのかなぁ~
本当にアドバイスは案外神経と体力を使うか難しい作業で…
 
新地のママの格言『厳しさ=優しさ=強さ』此ですねイメージ 1
 
書き出すと止まらなく成るので、この位で終ります。