お待たせしました~、夢の続きをお話しましょうね、【一応前編も載せておきます】

 場面は新大阪の中央改札前、
 一人の男性を中心に若い女性の人垣がド-ナツ状に成って、
 男を羨望の目で見つめている、
 男はどうも新人の人気俳優らしい【男の名前は最後まで出てきません】
 

 男がマネージャーに 
 男『一寸トイレに行っても良いですか』
 マ,『はい、まだ時間は大丈夫ですから、良いですよ』 
 男が駅のトイレに駆け込む時に、入り口付近にしゃがんで居る、少し悪そうな二人の
 少年の視線が少し気に成っていた、
 

 案の定 トイレから出てくると、少年たちが、『自分!俳優の、あれ やなー、
 サインして~や、な、な、』無碍に断ると事も出来ずに
 少年が持っていた紙切れにサインをする事に成り、
 しかし自分が持っていたセカンドバッグがサインをするのに邪魔に成るので、
 『一寸是持ってて』と一人の少年に渡した、サインをしてるその時!
 マネージャーの声が 

『そろそろですので~急いでくださ~い』と構内に響く、
 『はーい!直ぐ行きま~す』とサインをしながら返事をして振り返ると、

 そこにはさっきの少年の姿はもう無く、書いたサインをくしゃくしゃにしながらマ
 ネージャーの元に戻ろうとした時、ハッ!!セカンドバック!と気ずき、
 辺りを見渡しても全く二人の姿は無く、クッソ-!
 

男『すいません、この後僕仕事入ってましたかねー』
 マ『いえ、入ってませんが新幹線の時間が』
 男は何とかマネージャーを説き伏せてこの後はフリーにして貰い、
 二人を探す事にした、勿論顔が指さ無いようにサングラス等で顔を隠して、
 駅の周辺、二人が立ち寄りそうねゲームセンター等、探し廻ったけれども見つからず、
 結局無駄な時間を費やしてしまう、

 次の日からまた何も無かった様に、俳優の仕事に精を出す毎日続く、
 その頃少年達は、バッグの中に有ったお金で日頃から、
 欲しかった物を買ったりしたが、カード等には手を付けず、
 勿論 男本人もカードは止めていたのだが、
 

 3日後、学校をさぼり 残ったお金で遊んでいる二人をゲームセンターで、
 学校では邪魔者扱いの二人に、理解を示す女教師に見つかり、
 何故そんなお金を持っているのか問いただされ、
 ・・・【実は二人は、この女教師には学校生活・私生活ともに世話に成り、
 たまに家で食事などもご馳走に成って、お小使いも貰ったりしたする事も有った】

 何故女教師がこの二人に此処まで理解を示すのか、
 それは昔の自分に二人の境遇が似ていて共感をしたからで、
 二人は家庭環境が非常に悪く両親は離婚をし学費にも困る毎日、
 それを援助する先生には二人も嘘もつけず、
 素直に男のセカンドバッグの話を打ち明けるのでした、
 

二人が学校の机の奥に隠していたバッグを先生に渡すのでした、
 お金を使い果たしたバッグでしたが、男の小物は残っていましたので、
 本来なら女教師が直ぐに警察に届けなければいけないのですが、
 何故か先生は届けようとはせず、教員室の自分の机の中に保管してしまいます、

 そんなある日、また少年二人が今度は警察に補導されてしまいます、
 ゲ-ムセンターで少しのお金でしたが
 持っていたので、警察の調べで、家が貧困なのに何故お金を持ってるのか、
 お金はどうして手に入れたか厳しく追求され、
 とうとう二人は女教師に、お金をを貰ってる事を打ち明けてしまいます、

 それを聞いた警察は
 今度は、薄給の先生ごときがどうしてそんなお金を工面出来るのか、 
 次の日先生に話を聞きたいと、警察に呼び出され事情聴取を受ける、
 お金の出所を聞かれるが全く女教師は口を開かず、


 【此処からが後編です】

 
数日間、警察の取り調べが続きます、
焦点は、生徒に援助したり世話をするお金の出所は何処なのか!

銀行の預金を調べると一介の女教師が持ってる金額ではない額が発覚します、
しかし女教師は其の出所は、かたくなに口を割りません、
 
疑いを深めた警察は、女教師の家宅捜査に入りますが、
疑わしきものは何も出てきません、
普通の若い女性の部屋でヌイグルミが有ったり、
有名俳優・・のポスターが張ってあったりするだけ、

警察は最後に学校の協力を仰ぎ、職員室の先生のロッカー、机と、調べ、
その時に机の奥に、あの男の、バッグを見つけるのでした、
すこし変わった高そうなバッグを調べると・・・・・・・・・・

小さな紙の包みから出てきたものは・・・覚せい剤、
警察は今度は女教師を、任意ではなく、覚せい剤所持で逮捕をし、
何故所持をしていたのか、また何処から入手したのか、厳しく追求をしますが、
今度も前回と同様に女教師は、
男のバッグという事も、自分の物でも無いとも言わないのでした。

しかし所持をしていた事は事実で、
でも覚せい剤は自分の物でもなく、勿論覚せい剤反応の検査の結果も、白!
執拗な追求にも口を割らない女教師を、警察の結論は、多額の銀行の残高などから、
女教師を、覚せい剤の運びやと決め付け留置します、

学校側は恥に成るそんな事件を公表する訳も無く毎日が過ぎていきます、
・・何日も教壇に出てこない女教師を、
生徒たちが不思議に思い職員室に聴きに行きますが
先生達は、口々に「辞めたのでは?」とか、
口篭もったような答えが返ってくるのでした、
 
しかし隠そうとしても噂は何処かから漏れる物で、覚せい剤所持で逮捕、
それも職員室の机の中のバッグから覚せい剤が見つかったという事まで、
広まります、

勿論この噂は生徒達の耳にも入り、
何時も面倒を見てもらっていた、あの二人の耳にも入り、
小さなバッグから出て来た事も聞きます、
二人は女教師の無実を晴らすべく警察に自分達が男からバッグを盗った事も、
全ての事実を正直に話します、

この証言を元に警察は動き、俳優の男の元に任意動向を求めまに行くと、
男は素直に麻薬所持と使用を認め、任意を逮捕に切り替え手錠をはめられ、
警察に連行されるのでした、

少年に会ったあの日、新大阪で必死に成って探すのも其の為だったんでしょう、
この事によって、女教師の麻薬疑惑が晴れますが、
まだ高額の所得の件は晴れません、
しかし、高額所得は警察の関知する所では無く、税務所に任せると言う事で、
灰色のまま釈放されます、

疑問が残ります?高額なお金?実はこの女教師は小さな頃から郷里では
貧困の中の生活で自分の心が曲がりかけたり素直に成れ無い日々が続き、
ぐれかけますが、何とか全うな人生をおくり、

反面教師で将来大人に成ったらお金をもうけて、
自分と同じ境遇の子供たちを助けたいと言うのが夢に成ります、
二人の不良を助けたのもそんな理由でったんです、
さて其のお金は何処から・・・・実は教師の仕事を終えると、
女教師は夜の町に・・風俗嬢として働いていたのでした、

そんな事を誰にも言えず、学校に知れると大変な事に成るので、
取り調べの時もしゃべる訳には行かなかったのでした、
 
子供の頃に、貧乏で友達もいなく、
遊ぶ事もしなかったこの女の子に、
只一人優しくしてくれた同級生の男の子が心の支えで、
其の男の子が居たから学校にも行け、・・子供の時の冗談かも分りませんが、
二人は『大きく成ったら結婚しようね』という約束もしたのです、
しかし男の子は親の仕事の都合で転校をしてしまいます、
・・・・・・・その男の子が・・・・・・・・その俳優だったのです

勿論女教師は有名になったのは彼だと知っていましたが、
スターに成った彼には、会いには行けず陰ながらファンとして応援をします、
・・女教師の部屋に何枚も張って有ったポスターは、其の俳優のポスターでした、

そんな心の支えに成ってくれた人に、会う事は出来ないが密かに愛するのでした、
そんな彼の事を取り調べで話す事は出来なかったのです、

バッグを預かった時にバッグを理由に、会いに行くと言うことも考えましたが、
あまりの自分との地位の差が気に成り、また夜の仕事をしている事が、
足を止めさせ、行かない方が良いと決め、
又、そのバッグが自分の手元に有る事だけが、彼を感じる事が出来る様に思い、
悪いとは知りつつ返す事ができなかったのです、

【場面は】女教師が釈放され、警察の廊下を刑事に付き添われ出て行きます
其の廊下を、手錠をかけられた一人の男が数人の刑事に囲まれ入っていきます
女教師と俳優・・すれ違いますがお互い気が付く事も無く離れていきます、
それ以来、男をマスコミで見る事も無く、忘れられて行き、
また女も学校をやめ姿を消してしまいます、
・・・女は・・・彼の昔の優しさとポスターだけを・・・・・・


夢物語・・・おわり

如何でしたでしょうか・・・昨日も夢みましたよ・・