こんばんは^ ^💕

大雪だった地方のみなさま、
大丈夫でしたか?
今夜から明日にかけては、津も少し雪マークの天気予報。
夜中のうちにうっすら白くなるのかも。

さて、
今回は忘れないうちにイタコの続き。
休憩時間のうちにどこまで書けるかわかりませんがー💦

前回はこちら↓


(この間から、本文にリンクが貼れるようになっていたらしいですー👀
知らなかったー!)

ということで、
延期していただいていたCD録音。
まだ音楽にハマり切らないながらも笛も吹けるようになってきたイタコ。
亀山さんにお電話していいものかどうか、
毎日悩んでいたところを、
主人に思い切り背中を蹴っ飛ばされて、亀山さんにお電話することになったところでした。

なにを話したのか、緊張し過ぎて憶えていませんが、
一度お会いしてお話することになりました。
いったん実家に帰り、
杏花ちゃんと一緒に車で所沢の亀山さんのお宅の近くのファミレスで。

勝手に延期をお願いしたにもかかわらず、
亀山さんは、ずっと私たちの音をどう録ればよいか、
いろいろ考えてくださっていらっしゃいました。
それを知って、ほんとうに申し訳なく、
ほんとうにありがたく、
言葉もありませんでした。
こんな、有名でもなんでもない、
たいした実績や肩書きがあるわけでもない私たちのことを。
あるのは、だれにも教わったことも習ったこともないオリジナルの作曲した作品と、演奏。
だけ!
それなのに。。。

ファミレスで、
その頃まだタバコを吸っていらした亀山さんといろいろ話していて、
以前、桐生の鉾座でのコンサートの次の日、
違うホールで試し録りをしたことがあったのですが、
じゃあ、それ、うちで聴いてみますか?
と、おっしゃっていただき、秘密基地へ移動。

半地下の亀山さんの秘密基地には、
婚礼タンスみたいなとんでもない大きさのスピーカーがあって、
その他、私にはまったくわけわからないすごい機材が、
ベストな位置でベストな角度で鳴るようにセットされています。
それはとんでもないシステムで、
とんでもないすばらしい音で鳴る秘密基地なんです。
もちろん、私にはまったくわからないすごさです。
そのとんでもないシステムで、試し録りの私たちの演奏を鳴らしてくださいました。

ところが、ここでひとつ大問題が。
私には、聴こえてくる自分の音が全然良い音に思えなかったんです。
あー、ダメだー
って。

私は、生まれてからそれまで(今でもですが)
まともにスピーカーから楽器の音楽を聴いた経験がありません。
なので、スピーカーで音を聴く時、
大きな問題があることを、
その時、自分でも知りませんでした。

それは、
「スピーカーでの聴き方がわからない。」
ということ。

そんなこと、あるもんかと思われると思います。
音なんて、なにも方法なんて知らなくても勝手に聴こえてくるでしょう?
と。
私も、亀山さんに、もっと後日解説してもらうまで知りませんでした。
それは、スピーカーと生の楽器の音の鳴り方は全然違う、
ということなんだそうです。

スピーカーで音を聴いてこなかった私は、聴き方を知らないので、
感覚として、スピーカーから出る音を聴いても、
普段の生楽器の聴き方をしてしまって、
音がよく聴こえないんですね。
実際、試し録りの自分の音を聴くと、
まあー、がっかりの貧弱な音にしか聴こえない。
あー、こんなんじゃ全然ダメだー
って落ち込むことになったわけです。。。

生の楽器の音は全方向に向かうのに対して、
スピーカーは、たしか、前面からのビームのように鳴るのだと説明してくださったと思います。
(なにしろ機械オンチなので、違っていたらスミマセン!💦)
ビームのように鳴っているものを、
全方向から鳴ってくると思っていれば、
期待しているより、当然足らない音になりますよね。
大げさに喩えて言えば、
リコーダの音を聴くのに、フルオーケストラの音を期待するようなものでしょうか?
なので、
そこで聴いた、自分の音にがっかりしたわけです。
こんな音じゃ、録音なんて、と、
落ち込んで自分を責めました。

でも、
ヘッドホンでも聴いてみますか?
ということで聴いてみることになったら、
これがびっくり。
えー!!!
って目がまんまるになるくらい違う。
普通にちゃんと鳴ってる。
自分で言うのもなんですが、
ちゃんと自分で期待した通り、いい響きで鳴っていたのです。
思わず、
え!こんなに良かったですか?
って言ったたような記憶が^_^;

これも後日の亀山さんによると、
ヘッドホンの聴き方だと、生の楽器に似ているんだそうなんです。
もちろん、その頃のイタコにそんなことわかるわけもありませんが、
ホント、つくづくヘンなヤツです。。。
(後に、ずっと録音に参加してくださっている浜田さんには、私をネタに一本論文が書ける、
と言われました^_^;
絶滅危惧種みたいな?💦)

でも、とにかく、気分すっきりと、
これで録音いきましょう、
ということになって、
後日、録音会場の候補のホールに下見に行くことに。
そして、
ホールごと借り切って、
2003年、11月に3日間で録音することになりました。

いったんは死んだように止まってしまっていた音楽の運命の輪は、
再び廻り始め、着々と進むことになったのです。

あー
休憩時間がー💦

続くー
梨花


庭に出たら、
電線の向こうに彩雲!!
ラッキーのおすそ分けですー^ ^


追記

あくまで私の耳がヘンなので、
スピーカー再生の音を否定するものではありません。
言葉が足らなくて誤解を招いてしまいましたら、申し訳ありません。
亀山さんのシステムはもちろん、だれが聴いてもとんでもなくすばらしいものです。
私にわからなかっただけですので、念のため追記いたします🙇‍♀️