お疲れ様です。
久しぶりの更新で何から書いていけばいいのかというくらい、2013年の下半期は大変でした。
まずは先日の22日、萩市の享了寺において母の四十九日の法要を無事終えることができました。
今年の3月、人間ドックに入って、
「どこも悪くなかったよ」
と元気な声でバリバリ仕事していたんですが、一転、6月に血痰が出たということで精密検査に掛りました。
結果はステージ4の肺がん。
聞かされた時は頭の中にハテナがぐるぐる回り、すぐに理解できなかったことを昨日のように思い出します。
もともと喘息持ちで呼吸器系は強くないお袋なので、開胸手術はかなりのリスクを伴うということで、放射線治療や抗がん剤治療の方法も模索しました。
7月末には放射線治療で広島の病院へ行き、放射線で小さい癌を治療していきました。
そんな治療を受ける間にも弟夫婦と親父とお袋で五百羅漢を鑑賞しに行ったりと精力的に活動していました。
弟夫婦には本当に感謝ですね。ありがとう。
あれやこれやの民間療法も試しながら、家族全員で看病の日々が続きました。
母親ってのは、子供が何歳になっても母親なんですね。
9月末くらいは食事の量も減ってきて、体力的に低下していたんですが、仕事を終えて家に帰り、妹と看病を交代してお袋の面倒を見ていたんですが、何か喋ろうとするんです。
耳を口元に持って行くと…
「はよー風呂に入ってき」
自分が病気と闘ってても子供の心配するんですもん。
思わず、涙が出ちゃいました。
そして、11月9日。
11時30分。
自宅で家族、孫、おじさん、おばさんが見守る中で眠るように息をひきとりました。
そして、妹は、お袋の病気が発覚してから、何とかお袋に晴れ姿を見せるためにお付き合いしていた彼と婚約しました。
で、12月1日にお袋は間に合う事が出来ませんでしたが、生前からお袋が言っていた、
「私に何があっても予定を変えないように」
という言葉を守って挙行しました。
多くの祝福の言葉を頂き、最後に新郎の言葉の中にお袋の事を話しだしました。
彼は祝いの席にも関わらずにお袋の事を話してくれました。
途端に、涙が止まりませんでした。
改めて彼の思いを感じた瞬間でした。
2013年はなんというか怒涛の一年だったように思います。
まだまだ落ち着くまでは時間がかかるかもしれません。
しかしながら、私自身、お袋の思いを担い、しっかりと前を見ながら、そして足元は揺らぐことなく、一歩ずつ確実に成長していきたいと思います。
親思ふ こころにまさる 親ごころ けふ(今日)の音づれ 何ときくらん by吉田松陰