NY金先物は2300ドル台で売買が交錯している。

過去最高値更新が一服しているが、大きく値を崩す訳ではなく、三角持ち合い相場が形成されている。

 

中国リテールや中央銀行の現物需要は引き続きしっかりとしており、下値不安は限定されるところから、一時的に急落するような動きがみられても、押し目は買い拾われやすい展開が予想される。

 

7月上旬はフランス議会選挙の結果次第で急伸する可能性もある。一方、短期目線では米金融政策環境が注目されるが、28日の米PCEデフレーターが上昇再開のきっかけになるのかが焦点になるだろう。

 

この辺りでディスインフレ傾向が確認できるようであれば、利下げ織り込みの強化が金相場の上昇を促すものと思われる。