東京外国為替市場のドル円相場は156円ちょうど付近と、前日夕から小幅上昇。

米国で供給管理協会(ISM)非製造業指数の内容が強弱まちまちとなる中、長期金利が低下して円を下支えした形だ。

 

東京市場では日本銀行審議委員の発言や円金利の動向が注視される上、7日発表の米雇用統計を見極める姿勢が強まりやすく、積極的な取引は手控えられるだろう。

5月の米ISM非製造業景況指数は53.8と市場の予想以上に上昇した一方、仕入価格指数は58.1に低下した。同指数の発表後にドル買い・円売りが強まる場面が見られたが、カナダ銀行が利下げに動いた影響もあって米長期金利が低下したことで、円は下げ渋った。

 

5月の米民間雇用者数も低い伸びにとどまり、米金利スワップ市場では年内2回の利下げがほぼ織り込まれたと言えるだろう。

6日は日本時間夜に発表される欧州中央銀行(ECB)の政策決定や、あすの米雇用統計の発表を控えて積極的な取引が控えられそうだ。また、日銀の政策修正観測が根強い中、中村豊明審議委員の講演と会見や、30年国債入札に伴う円金利の動向も注目されるところ。

 

金利上昇圧力が高まれば、東京外国為替市場の円相場は1ドル=156円ちょうど付近と、前日夕から小幅上昇。米国で供給管理協会(ISM)非製造業指数の内容が強弱まちまちとなる中、長期金利が低下して円を下支えした。東京市場では日本銀行審議委員の発言や円金利の動向が注視される上、7日発表の米雇用統計を見極める姿勢が強まりやすく、積極的な取引は手控えられそうだ。

5月の米ISM非製造業景況指数は53.8と市場の予想以上に上昇した一方、仕入価格指数は58.1に低下した。同指数の発表後にドル買い・円売りが強まる場面が見られたが、カナダ銀行(中央銀行)が利下げに動いた影響もあって米長期金利が低下し、円は下げ渋った。5月の米民間雇用者数も低い伸びにとどまり、米金利スワップ市場では年内2回の利下げがほぼ織り込まれた。

6日は日本時間夜に発表される欧州中央銀行(ECB)の政策決定や、あすの米雇用統計の発表を控えて積極的な取引が控えられそうだ。日銀の政策修正観測が根強い中、中村豊明審議委員の講演と会見や、30年国債入札に伴う円金利の動向も注目されるところ。

 

今後、金利上昇圧力が高まれば、円売りポジションの解消を促す可能性もある。

(ブルームバーグより)