エルダーソンECB理事はブルームバーグとの会見で10日、新たな四半期経済予測でインフレ見通しが確認されれば、欧州中央銀行(ECB)は6月の会合で金利を引き下げる「公算が極めて大きい」と、が述べた。

6月は「四半期経済予測が出てくる会合だ。従って、われわれは予測に注目する」と発言。「もし、この予測が現時点で目にしている自信を固める内容であれば、一歩を踏み出す可能性は非常に強いと思う」と述べた。

ただ、6月より後のECBの動きはあまり明らかでない。

世界的な不透明性の高まりやユーロ圏の堅調な賃金の伸びを理由に、政策委員会メンバーの多くは言葉を濁している。
「6月以降のコミットメントは全くない」と、エルダーソン氏は語っている。